auがSIMロック解除の要件を緩和、中古端末でもSIMロックが可能に、しかし店頭限定と手数料の罠!

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2019年9月1日、au(KDDI)は、端末のSIMロック解除条件を、一部変更(緩和)しました。

SIMロック解除_au

関連:SIMロック解除のお手続き (au)

・解約済みの端末の解除手続きに関する日数制限が撤廃
・元契約者以外でもSIMロック解除が可能へ

2015年4月23日以降に発売された解約済み端末のSIMロック解除は、解約日から90日以内に元契約者本人が手続きする必要がありました。

「解約日から90日以内」という時限がある上に、契約していた本人が手続きする必要があったわけです。

これが、2019年9月1日からは、端末購入日から101日目以降であれば、来店によるSIMロック解除が可能となりました。

SIMロック解除対象機種の条件_au

# 機種購入日当日が「1日目」

また、契約していた本人「以外」の解除手続きも受け付けるようになりました。

端末をもらったり、中古で購入した場合でも、SIMロックが解除できる、ということです。

ですが、SIMロック解除のためには、auショップに行く必要があります。

手数料は、1台に付き税別3千円。

ドコモはWebでできて無料なのに、なぜauは店頭のみで有料なのか!(ソフトバンクも店頭のみで有料)

さすがはau、シッカリと「罠」は仕掛けてきますw

auとソフトバンクが店頭限定で有料の一方、さすがはドコモ、電電公社(日本電信電話公社)の流れで歴史や伝統、それに伴う信用がなせるワザでしょうか?(←何ら関係ない)

au契約者は当月利用分の通信料と合算で翌月支払い、未契約者はその場で現金払いです。

1人1日あたり2台までという台数上限があります。

必要物は、ロック解除をする端末はもちろんのこと、身分証明書、au契約者以外は解除料(現金)となります。

以下の場合は、SIMロック解除できません。

・端末購入日から101日目未満(1-100日目)の場合。
・解除端末に故障箇所(水濡れ反応含む)がある場合、この場合は修理後の解除となる。
・解除端末が「ネットワーク利用制限」にかかっている場合。
・au契約者の場合、請求料金に未払いがある場合。

auのSIMロックのかかった端末は、au系のSIM(mineo(マイネオ)のAプランやUQモバイル)で使えますが、auは通信方式が特殊であり対応しないスマホが多く、技術的には対応していても技適の点で非対応であったりして非常に使いにくいので、格安SIMの中でも安価なドコモ系のSIMを使うためにも、SIMロックは解除しておきたいところです。

mineo(マイネオ)

本変更は、総務省の「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」を受けたものかと思われます。

<SIMロック解除の円滑な実施>

SIMロックは、役務を提供する事業者の変更や、海外渡航時の役務の利用に際しての端末の利用に制限を設け、利用者の利便を損なう要因になる。
また、役務契約の締結や変更のコストを押し上げ、役務の料金やサービス内容の差別化による競争を阻害する要因になる。
SIMロック解除の請求があったにもかかわらず事業者が正当な理由なくこれに応じないことにより、電気通信の健全な発達又は利用者の利益の確保に支障が生じるおそれがあるときは、業務改善命令の要件(電気通信事業法第29条第1項第12号)に該当する。
したがって、事業者は、次に示す方法等により、SIMロックの解除の請求に応じることが適当である。 (以下略)

関連:モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針(2019年5月22日最終改正) (総務省)

auで契約すると、端末にSIMロックがかかっているので、ドコモやソフトバンク、およびそれら系の格安SIMでは使うことができず、選択の幅が狭まります。

また、解約時期によっては、高額な違約金(契約解除料,解約金)が課されます。

関連:[au] 違約金(契約解除料)を9,500円から千円に引き下げ!だが… [圧力]

関連:「au開放」と「違約金千円」が、既存auユーザーに与える「悪しき」影響

このような「策」により、ユーザーを閉じ込め、●しめ、●め取り、●を吸い続けるという行為が、大手キャリアによって長らく行われてきました。

そこに目を付けた政府が「介入」し、大手キャリアに「圧力」をかけ、現在に至ります。

関連:安倍首相が総務大臣に携帯料金の引き下げを指示 – 結局下がるの?

関連:菅官房長官「大手3社似た料金体系は国民から見ても問題」の問題

関連:高市総務大臣が携帯大手3社の社長を呼びつけたった結果!

関連:総務省、2年縛り契約で携帯大手3社に行政指導へ

政府にとっては人気取りができ、主に若者の支持率が多少なりとも上がるので、力を入れるのです。

若者は、年金など先のハナシより、目先の月額費用に目が行きますからね。

携帯電話やスマホは、今の時代、ほとんどの人が1台は契約していますからね、それを「下げよ!」とドヤ顔で言えば、「安倍!安倍!安倍!」となるわけです。

それならば、見る必要のないNHKの受信料をゼロにするか、見る人からだけ取るようにすればいいのですが、それをしない。

ウラでシッカリ繋がっているのです。

auの昔のガラケーには、レベル2 SIMロック(端末に最初に挿したSIMしか受け付けない、解除するにはauショップに行って税別2千円を払って解除が必要)があったり、auは最悪でした…

政府の人気取りに利用された大手キャリアは、これまでのように、三社横並びの好き勝手がやりにくくなりました(できないとは言っていない)。

携帯電話やスマホが飽和状態となる中、このままでは頭打ちどころか、衰退していきます。

新たな収益確保のために、何とかWALLETとか、何とかポイントとか、何とかかんたん決済とか、何とか払いとか、何とかの日とか、超金曜日(もう廃止?)とか、何とか開放とか、色々やっているのです。

狙いは、金融と情報売買!これらは儲かる!!

金融は手数料で勝手にカネが転がり込んできますし、情報は原価タダですw

情報は、名簿を売るのでなくても、情報収集とその利用をしていれば、結局情報売買と同じことです。

これらを組み合わせ、金融+情報で●●すれば、さらに倍!倍!!

関連:[注意] 新機能「お金の管理」で、たった100ポイントで情報を売り渡すのか? [重要事項]

関連:[注意] パーソナルデータの情報利用(2019年8月) [au WALLETアプリ]

なので、十年後には、大手キャリアは「通信も」やっている程度になるかもしれません、というのは見方が甘く、決してなりません。

何故なら、通信事業は誰でも参入できるものではないからです。

日本国内の電気通信業界の主な変遷(2018年3月現在)

関連:電気通信事業者 (Wiki)

格安SIMの会社は多数ありますが、大手SIMを使っているだけですし、格安SIMが盛況といっても、親である大手キャリアがなければ、何もできません。

通信事業も、ウラでシッカリ繋がっているのです。

全ては既に決まっており、それに逆らった者は抑圧され、強大さ面倒臭さに気付いた者は諦め、気付かない者は元々ヤル気がないという、この滅亡状態www

私もウラでシッカリ繋がって甘いシルを吸いたいので、方法をご存意の方はご連絡ください♪

関連:au SIMを格安Android機で使う(LTE NETのAPN情報公開)

関連:[特報] au WALLET プリペイドカードとau PAYが、auユーザー以外にも開放へ! [2019年8月29日より]