[au] 違約金(契約解除料)を9,500円から千円に引き下げ!だが… [圧力]
au(KDDI)は、2年契約を途中で解約する際に求められる「違約金(契約解除料,解約金)」を、9,500円から千円に引き下げると発表しました。
違約金の引き下げを発表したのは、大手三社(ドコモ,au,ソフトバンク)の中では最初となります。
# ドコモやソフトバンクも違約金(契約解除料)は9,500円、なぜかみんな仲良く同額w
政府からの「圧力」により、2019年10月から、違約金の上限を千円とするルールが試行されますが、その前に値下げを発表したことになります。
最高裁では「解約金条項は適法」だったのですが(2014年12月)、さすがは政府、そんなもの関係なしですw
関連:[ドコモ,au,ソフトバンク] 最高裁「解約金条項は適法」確定 [解約金:9,500円]
2019年10月1日に施行される予定の総務省令
・定期契約の上限を2年(24ヶ月)とする
・契約期間中の解約に伴う違約金(解約金)の上限額を1,000円とする
・定期契約の有無による月額料金差の上限を170円とする
・端末の割引は上限2万円
関連:電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について (総務省,2019年6月)
現在、契約を解除して他の事業者に移行する場合には、移行元事業者において違約金のほか、MNP手数料を、移行先事業者において新規事務手数料を要する。
このような中で、移行に係るスイッチングコストを低下させ、事業者間の競争を促進させるには、期間拘束のある契約の解除に要する違約金の額を抜本的に引き下げる必要がある。
お堅いながらもいい加減でどうとも取れる役人言語ですが、要は「違約金を高くして、逃げられへんようにしてるんやろwww」ということです。
格安SIMが安いから移りたくても、2年契約の違約金(契約解除料)により、ズルズルと引き延ばしてしまい、そのうち更新月を過ぎてしまい、2年契約の違約金(契約解除料)により、ズルズルと引き延ばしてしまい、2年契約の違約金(契約解除料)により、ズルズルと引き延ばしてしまい、2年契約の違約金(契約解除料)により、ズルズルと引き延ばしてしまい、2年契約の違約金(契約解除料)により、ズルズルと引き延ばしてしまい、そのうちに寿命を迎え…
その悪しき違約金(契約解除料)が千円となれば、思い立ったが吉日!即行動!!
「ヨシャ!もう辞めたる!!千円払って、即解約や!!」
ちょっと待ってください。
違約金千円が適用される「新プラン」は、来月、2019年9月13日からのスタートです。
は?
ということで、auのQ&Aには、まだ「9,500円」と記されています。
関連:契約解除料はどのようなときに発生しますか? (au)
まさか、違約金千円の「新プラン」へ移行すると割高になるとか、移行に手数料が必要だとか、そんなことはないよね?ないよね!(念押し)
・なぜauは、大手三社の中で発表を最初に行ったか?
・ルール施行は10月からなのに、なぜ、9月13日からのスタートなのか?
「違約金」というのは、利用者にとっては「罰」以外の何物でもありません。
しかも「9,500円」と、高すぎる!
そこで政府の「圧力」の登場となったのです。
早めに「違約金下げます!罰少なし!敷居低しですよ!!」とアピールすることによって、他社からの流入を狙っているのでしょう。
しかし、よく考えるまでもないですが、他社の違約金がまだ下がっていない現状に於いては、他社から逃げるのに、高額な「違約金」が必要w
ちょうど、更新月に当たる人狙いでしょうか。
私はau一筋19年以上、そのあたりにいくらでも転がっているようなファンレベルではなく、もはや親衛隊長レベルですので、auからの離脱など、考えられません?(←断言ではなく疑問形)
既報の通り、2019年8月29日から、au WALLETカード(プリペイド)とau PAY(エーユーペイ)が、auユーザー以外にも開放されました。
関連:[特報] au WALLET プリペイドカードとau PAYが、auユーザー以外にも開放へ! [2019年8月29日より]
じぶん銀行に口座を作る罠は存在しますが、au以外でもサービスを使うことが可能になったわけです。
auユーザーでないと受けられない特典としては三太郎の日がありますが、毎月3,13,23日と限られていますし、最近はauスマートパスプレミアム会員(有料,税別499円/月)のみでないと受けられない特典ばかりなので、他社ユーザーから見てもメリットではない?
関連:[三太郎の日] データチャージ20%OFFなど! [2019年9月]
そのauスマートパスプレミアムも、2019年内を目途にauユーザー以外に開放するようなので、
関連:auスマートパスプレミアムの特典が拡充へ、月額料金は据え置き、そしてau以外にも開放の予定!
正直、auであっても、ドコモであっても、ソフトバンクであっても、大した差はありません。
電波はやはりドコモ!ソフトバンクはダメ!とか、細かい差はありますが、都市部に住んでいれば、ほとんど影響は受けないでしょう。
あとは、三太郎が好き(笑)だとか、SONが嫌いだとか、ドコモは電電公社(日本電信電話公社)の流れで歴史や伝統、それに伴う信用がある!とか、そんな程度でしょう(最後は老人限定)。
<三公社>
・専売公社(日本専売公社)→JT、塩事業センター
・電電公社(日本電信電話公社)→NTT
・国鉄(日本国有鉄道)→JR
なので、特別な「ウラ事情(転出/転入でカセぐとか)」がないかぎり、別にどこでも同じですし、移行する必要もありません。
ということは、月額費用を抑えるという意味(最大のメリット)に於いては、大手三社を躊躇なく去り、格安SIMへ移行していく現状!
KDDI系のUQモバイルもありますし。
# UQモバイルを運営するUQコミュニケーションズの株の3割程度をKDDIが保有。
大手三社に居る人は、よほどの魅力がない限り、他二社に移ることはしませんし、価格が魅力なら、大手三社に残る意味すらありません。
なので、各社大きな魅力を出せない以上、利用者を獲得することは困難でしょう。
以前のように、iPhoneがソフトバンク限定!とかなら、それを理由に移行!となるのでしょうが、今やiPhoneなどどこでも扱っていますし、Appleや中古屋でSIMフリー版を買えば、格安SIMでも、普通に使えますので。
通信/通話契約者を集めるのはもう無理なら、それ以外のサービスで客を集める、というのが、今回の「au開放」なのでしょう。
キャリアはドコモでもソフトバンクでも格安SIMでもそのままでいいので、auのサービスを使って、手数料や月額費用を手に入れる…
通信/通話契約でのカネも、他サービスでのカネも、カネはカネ、カネに色は付いていませんから。
通信/通話で新サービスや新プランを打ち出しても、すぐに他社が真似てピッタリ横並び、そしてじきに政府の「圧力」発動で、儲けを削(そ)がれる…
これ以上言及すると、私にも「圧力」がかかるので、これくらいでご容赦を…
家人「作業中ゴメン、菅(スガ)なんとかいう人から電話だけど?」
GAME OVER
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