長期利用者優遇の「au STAR ロイヤル」は、ライトなガラケー利用者にはメリットナシ?
2016年5月31日に行われたauの発表会にて、「au STAR」が示されました。
au STARには以下の3つがあります。
・au STAR パスポート
・au STAR ロイヤル
・au STAR ギフト
この中の「au STAR ロイヤル」は、長期利用者優遇に向けたプログラムで、データ定額料金1,000円毎にWALLETポイントを20~100ポイント(契約年数によって異なる)プレゼントするというものです。
<契約年数とデータ定額料1,000円毎のWALLETポイント>
・4-6年:20ポイント(2%)
・7-9年:40ポイント(4%)
・10-12年:60ポイント(6%)
・13-15年:80ポイント(8%)
・16年以上:100ポイント(10%)
<対象プラン>
4G LTEスマートフォン
データ定額1/2/3/5/8/10/13
LTEフラット
ジュニアスマートフォンプラン
シニアプラン
4G LTE ケータイ
データ定額2/3/5/8/10/13(VK)
3Gスマートフォン、3Gケータイ
ISフラット
カケホ(ケータイ・データ付)
<提供開始時期>
2016年11月利用分から付与
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この対象となるのはスマートフォンと携帯電話回線のみで、データ通信専用の回線(タブレットやWi-Fiルーターなど)は対象となりません。
また、auスマートバリューなどの割引を受けている場合は、割引分を差し引いた金額が対象です。
携帯電話回線とありますが、通話しかしないという理由でガラケーを契約している人で、データ定額(パケット定額)がない人は、対象外のようです。
データ料金の高いスマホはMVNOとSIMフリー端末とし、電話はauなどの大手キャリアとしている人も多いでしょう。
電話もMVNOにしないのは、電話番号を変えたくなく、転出が面倒という理由などからです。
このような人は、通信はMVNOで、通話はauのガラケーで行うので、auのガラケーにはパケット定額を付けていないことが多いのです。
ドコモは長期利用者に「ずっとドコモ割」を提供し、現金値引きをしていますが、auは現金値引きをせず、WALLETポイントの提供とするようです。
もらえるのはWALLETポイントであり、au WALLETカードにチャージ(入金)すれば使えますが、au WALLETカードをさほど使っていない人にとっては、やはり現金値引きの方がいいでしょう。
au歴が長く、ガシガシ通信をするのでデータ定額料金が大きい人は恩恵を受けますが、au歴が長くても、データ定額料金が小さい人は、恩恵は小さいものとなります。
また、au歴が3年までの人は、恩恵ナシです。
「au STAR ロイヤル」、まぁ、ちょっと微妙ですね…
なお、「au STAR」プログラムには、会員登録(無料)が必要です。
優遇を受けられる状態にあっても、何もしなければ優遇はありません。
知ってる人がトクをする、エントリー的な扱いです。
2016年8月から開始予定です。
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au歴10年以上でiPhoneSE無料プレゼント!くらいはやってほしいものです(笑)
なお、長期利用者の優遇を進めるのは、総務省の●●を受けてのものです。
そうでないと、長期利用者の優遇なんてしないでしょ。
長期利用者は移行に関心がないか惰性で残っているかであり、優遇するだけ無駄です。
新規を優遇すると、他社からの流入がありますから利になります。
それを狙った0円端末や現金プレゼントなどの過剰な値引合戦が進み、これが総務省にオコられたと。
最近は大手キャリア間の移行が減少し、格安SIM(mineoやOCNモバイルONEなど)への流出が進んでいるようで…
興味のない人は残留しますが、敏感な人は、微細なメリットなど放棄し、現金支払額で月額料金が大幅に下がる格安SIMへ移行しているでしょう。
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