3Gケータイのライトユーザーは「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」で4G LTEケータイに動くべきか?

2022年6月13日

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3Gケータイ利用者が気になっているであろう、ケータイ取り替えおたすけギフトの第一弾。

ケータイ取り替えおたすけギフト

関連:「au STAR ギフト」に「ケータイ取り替えおたすけギフト(第1弾)」が追加!

まず、3Gケータイを使っているライトユーザーの月額費用を考えてみましょう。

ほとんど電話はせず、メールも少ししかしないライトユーザーですから、費用を安く抑えるため、パケット定額サービスやカケ放題には入らないこととします。

最安の「プランEシンプル」は月額基本使用料が743円(「誰でも割」適用時)で済みますが、これには無料通話が付かず、完全に受け専用です。

無料通話が1,000円分付く「プランSSシンプル」だと、月額基本使用料が934円(「誰でも割」適用時)なので、これを選択します。

ネットやメール(@ezweb.ne.jp)を使う場合は、EZ WINコース(月額300円)が必要となります。

他にもユニバーサルサービス料が必要ですが、ごく少額なので省きます。

月額費用:934円+300円=1,234円

となります。

無料通話は付かないが、au同士なら1時~21時まで国内通話が無料、au携帯電話宛SMS(SNSではない)が24時間無料の「プランZシンプル」というものもあります。

この場合、月額基本使用料は934円となります。

プランSSシンプルの場合、無料通話の1,000円分(通信にも充当できる)内に収まれば、それ以上はかかりません。

無料通話は無限期間繰り越し可能(但し、繰り越し可能上限額は5,000円まで)であり、月のバランスを取れば、繰り越し範囲内で収まるでしょう。

このようなライトなユーザーが、4G LTEケータイに移行したとすると…

まず、スマホではなくケータイであっても、3Gケータイと4G LTEケータイの料金プランは異なります。

無料通話が1,100円分付く「VKプランS」だと、月額基本使用料が998円(「誰でも割」適用時)です。

ネットやメール(@ezweb.ne.jp)を使う場合は、LTE NET(月額300円)が必要となります。

月額費用:998円+300円=1,298円

となります。

無料通話は付かないが、au同士なら1時~21時まで国内通話が無料、au携帯電話宛SMS(SNSではない)が24時間無料の「VKプラン」というものもあります。

ネットやメール(@ezweb.ne.jp)を使う場合は、LTE NET(月額300円)が必要となりますので、

月額費用:998円+300円=1,298円

となります。

まぁ、これだけだと1,200-1,300円程度ですから、さほど変わりはしません。

「誰でも割」(2年単位で自動更新)の更新期間にプラン変更を行い、「誰でも割」の途中解約による契約解除料を避ける必要があります。

但し、WIN⇔LTE間の契約変更なので、契約変更手数料3,000円がかかりますから、よほどのことでない限り3Gケータイを使い続けるのがいいでしょう。

使っている3Gケータイが古くなり、本体が痛んでいるとか、電池が持たないとかで困っている場合は、中古携帯屋でauの電話機を買うといいでしょう。

但し、そのままSIM(正確には「au ICカード」)を新端末に挿しても使えず、auショップに持ち込んでの登録処理(2,000円)が必要です。

この点が、ドコモやソフトバンクと異なり、auの非常に面倒なところです(ドコモとソフトバンクはSIMの挿し替えだけで動く)。

で、au STAR ギフトの中のひとつである、「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」ですが、

関連:「au STAR ギフト」に「ケータイ取り替えおたすけギフト(第1弾)」が追加!

これは、au STAR会員が同一の3Gケータイを49ヶ月目以上利用なら、対象の4G LTEケータイへおトクに機種変更できるというものです。

対象の4G LTEケータイとは以下の4機種で、毎月割は以下の通りです。

KYF32(かんたんケータイ):21,600円増額→32,400円割引(900円/月×36回)
GRATINA 4G:21,600円増額→37,800円割引(1,050円/月×36回)
AQUOS K SHF32:16,200円増額→37,800円割引(1,050円/月×36回)
AQUOS K SHF33:10,800円増額→34,560円割引(960円/月×36回)

KYF32

GRATINA 4G

AQUOS K SHF32

AQUOS K SHF33

いずれもスマホではなく、2ツ折の「ガラケー」ですが、現行のガラケーなので、古い3Gケータイよりかは格段にいいでしょう。

文字やボタンの大きなかんたんケータイもありますので、年配の人にも向きます。

新機種の大幅な割引が受けられ、さらに契約変更手数料が実質無料(3,000円必要だが翌月に引かれる)になるので、古い3Gケータイを使い続けるなら、この「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」を使って、新品の4G LTEケータイに機種変更した方がいいように思えます。

しかし、この「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」には条件がありまして、その条件とは、

「対象機種への機種変更と同時『データ定額2~13(VK)』のいずれか、または『ダブル定額(VK)』に加入すること」です。

冒頭で書いたように、ライトなユーザーは、定額プランを必要としません。

定額プランに入っても、ほとんど使わないので、無駄になってしまうのです。

最も安いダブル定額(VK)は月額500円からですが、それはたった10MB/月までの間です。

そこから徐々に上がっていき、190.6MBに達すると月額4,200円(定額の上限)にもなってしまいます。

特に、端末が変わって慣れないために知らぬ間に通信してしまったり、必要のないアプリなどが勝手に通信(これが危険!)したりして、500円を超える可能性が非常に高いです。

# ソフトウェアのアップデートの類も危険です。
# Wi-Fi接続対応機なら家の固定回線の親機接続で回避できるでしょうが、固定回線がない人や、詳しくない人もいるので…

まとめると、「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」を受けた場合、

月額費用:998円(VKプラン)+300円(LTE NET)+500円~4,200円(ダブル定額 VK)=1,798~5,498円

となり、3GケータイのプランSSシンプル(1,234円)に比べると、564円以上も月額費用が上がってしまうのです。

使い方は変化しないのに出ていくオカネが増えるのは、無駄ではないでしょうか?

1年だと、564円×12ヶ月=6,768円!

毎月割の36回ということからも分かるように、36ヶ月(3年)必要ですから、

564円×36ヶ月=20,304円!!

SIMフリーのスマホが十分買えます(笑)

また、2016年11月から開始の「au STAR ロイヤル(契約年数とデータ定額料に応じてWALLETポイントを還元)」ですが、

au STAR ロイヤル

データ定額料1,000円毎に最大で100ポイントと知れていますし、対象のデータ定額サービスが限られていますし、

対象のデータ定額サービス

そもそもライトな使い方ではデータ定額不要なので対象外です。

関連:長期利用者優遇の「au STAR ロイヤル」は、ライトなガラケー利用者にはメリットナシ?

通話と軽いネットやメールしかしないのであれば、3Gケータイに鞭打って使い続けるか、安い程度の良い中古端末(数千円で買える)を入手してauショップに持ち込み、2,000円を払って使い続けた方がいいかもしれません。

これ↓は使えるかと思ったのですが、データ定額が異なるのでダメでしょうね。

関連:[ドコモに対抗] 4G LTE ケータイ向け「スーパーカケホ」と0円から使えるデータ定額サービス、月額1,500円から [au]

auの設備の都合で3Gケータイが使えなくなる時が来るまでは。

私は16年以上のauユーザー(セルラー時代の白黒ケータイから)ですが、過去、古い端末を使い続けていた人には「あなたのケータイはもう使えなくなるので」ということで、無料で新機種に交換できるハガキが来てましたね。

通信方式の進化に伴い、旧来の設備を廃していく(残すと維持費用が掛かる)ので、古すぎる端末は使えなくなるのです。

これはキャリアの都合(ユーザーには費用を求められない)ですから、無料で新機種に交換となるのですね。

設備を維持する費用よりも、旧端末のユーザーに新端末を撒いた方がコスト的には安く済むということです。

なお、「ケータイ取り替えおたすけギフト 第1弾」は、2016年12月31日までですので、気になっている人は検討を。

まだ先の話ですが、年末はバタバタするので、11月中にはキメるくらいの進度で。

どこのキャリアもそうですが、ガラケーユーザーは相当いるようです。

ガラケー利用者はドコモ、KDDIとも契約者数全体の約4割。

関連:携帯各社、ガラケー値下げは"苦肉の策" 格安スマホに危機感「流出無視できない」 (産経)

4割もいるんや~w

ドコモが4G LTE ケータイ向けの新プランを出し、それにauが呼応したり、

関連:[ドコモに対抗] 4G LTE ケータイ向け「スーパーカケホ」と0円から使えるデータ定額サービス、月額1,500円から [au]

関連:「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」と「ケータイパック」を新設 (NTTドコモ)

ドコモは端末価格650円!のスマホ「MONO MO-01J(ZTE製)」を出すなどして、

MONO MO-01J

ガラケーユーザーをどうにかしようと目論んでいます。

どうにかしようと企(たくら)むキャリア、そうはさせんとガラケーで抵抗するユーザー。

まさに関ケ原の合戦!ですが、裏切った小早川秀秋(格安SIMへ流出)が勝利かもしれません。

SIMフリー端末は1万円前後で買えますからね。

関連:長期利用者優遇の「au STAR ロイヤル」は、ライトなガラケー利用者にはメリットナシ?

関連:「au STAR ギフト」に「ケータイ取り替えおたすけギフト(第1弾)」が追加!