日銀のマイナス金利で銀行の金利が低下！りそな銀行、ソニー銀行、横浜銀行、八十二銀行、静岡銀行さらには信用金庫も！

2016年2月4日2019年10月25日

日銀のマイナス金利を受け、金利を下げてきた銀行がありますね。

横浜銀行と八十二銀行(長野市)は1日、1年以下の定期預金の金利を0.005%幅下げ、年0.020%にした。
普通預金の金利はともに年0.020%で、1年以下なら、定期預金で預けても利点はないことになる。
両行とも「市場金利の低下に連動して見直した」とする。
りそな銀行も1日、満期2～5年物の定期預金の金利を0.005%～0.025%幅引き下げ、年0.025%にした。
インターネット専業のソニー銀行は1日、年0.020%だった普通預金の金利を大幅に引き下げ、年0.001%に。
10万円を1年間、普通預金に置いたままだと、1円しか利息がつかない。
大手行も「早急に対応を検討する」(みずほ銀行)などとしており、追随する銀行も出てきそうだ。
静岡銀行はインターネット専用のネット支店で1月30日から、2月末までの予定だった定期預金のキャンペーンの受け付けをやめた。
10万円以上を預けた場合、年0.330%の金利をつけるものだったが、「金利情勢の急激な変動で、適用金利を見直すため」という。

関連：マイナス金利で預金金利引き下げ定期と普通が同じ例も (朝日新聞デジタル)

金融政策決定会合が1月29日、土日挟んだ明けが2月1日だから、2月1日からの下げですね。

元々低すぎるので書くのもイヤになりますが…

ソニー銀行の普通預金の金利、年0.020%→年0.001%に下げ(桁に注意)。

10万円を1年間、普通預金に預けると…

10万円×0.001%(年利)＝10万円×0.001÷100＝1円(笑)

利子には20.315%の税金がかかりますが、1円未満の端数は切り捨てるので、0円にはなりません。

10万円、1年間で、1円、儲かりました(笑)

よかった(O元研究員)

静岡銀行が受付けを停止したのは、1年ものと3年ものの円定期預金である「ウルトラ金利」で、年0.33%の金利を設定していました。

キャンペーンということで、県内外からの新規顧客を狙ったものでしたが、日銀マイナス金利決定翌日の1月30日に募集を停止しました。

その後、2月3日以降の預け入れより、年0.25%で再開されました。

年0.25%という値、auユーザーであれば、じぶん銀行のデビュー応援プログラム終了後でも、プレミアムバンク for au適用で年0.25%になります(後述)から、特段魅力的ではありませんが。

なお、日銀総裁曰く「必要な場合、さらに金利の引き下げを行う」とのことですが、マイナス金利が拡大すると、金利は限りなくゼロになるかもしれません。

それ以前に、国債や日銀の当座預金運用で儲けている金融機関もどうかと思いますが…

日銀の当座預金金利が年0.1%だったのに、我々が銀行に預けると0.025%とか(笑)

そりゃー、金融、モーカリマッセ！

個人レベルで見ると、0.005%の幅下げなどどうでもいいようなものですが、運用額が巨大になると、そんな小さな変動でも大きなものになるのです。

参考：じぶん銀行の金利(2016年2月4日現在)

円普通預金
　5万円未満：0.020%
　5万円以上30万円未満：0.020%
　30万円以上：0.020%

円定期預金
　1ヶ月：0.040%
　3ヶ月：0.120%
　6ヶ月：0.100%
　1年：0.100%
　2年：0.100%
　3年：0.100%
　5年：0.130%

デビュー応援プログラム(新規者限定)
　3ヶ月：0.12%＋0.25%＝0.37%

デビュー応援プログラム(新規者限定)＋プレミアムバンクfor au
　3ヶ月：0.12%＋0.25%＋0.15%＝0.52%

デビュー応援プログラム終了後＋プレミアムバンクfor au
　1年：0.10%＋0.15%＝0.25%(上限500万円まで)

auユーザーである場合、プレミアムバンクfor auの優遇が受けられますので、じぶん銀行は、まだ高い方でしょうかね？