[au PAY] 決済手数料が2021年10月から有料化、加盟店離れの懸念 [3.25%→2.60%]

2021年9月1日

2021年8月30日追記:手数料無料を1年延長wwwww

2021年9月1日時点での表記

関連:[au PAY] 決済手数料の無料を延長! [2022年9月30日まで]

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2021年8月追記:PayPayの低率発表で、勝負アリ?

キャッシュレス業界最安水準の決済システム利用料
↑「スマホ決済会社B」(2.60%)は、au PAYやメルペイ、d払い?

関連:[悲報] PayPayが中小店向け手数料を発表、なんと1.6%/1.98%! [au PAYは2.6%]

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(2021年6月)
(2021年8月:更新)

2019年の消費増税に伴う還元事業や、新型コロナウイルスの感染防止を背景に広がり続けるキャッシュレス決済。
2020年にはキャッシュレス決済比率は3割に達したとみられ、政府が掲げる「2025年に4割程度」の達成にじわじわと近づいている。

ただ、QRコードを使ったスマートフォン決済は今年、普及の正念場を迎える。
スマホ決済の大手が加盟店の開拓を優先して無料にしてきた決済手数料を有料化するからだ…

関連:「有料になる?……やめます」加盟店離れ、スマホ決済普及の正念場 (日経ビジネス)

au PAY(エーユーペイ)、コード決済を導入する店舗に対し「手数料無料ですよ~」と進めてきたが、

加盟店手数料無料が、2021年7月31日で終わります…

つまり、2021年8月から有料化!!

加盟店手数料率

au PAY:
 無料(2021年7月31日まで)
 3.25%(税別)(2021年8月以降)
 2.60%(税別)(2021年8月以降)

↑ 急遽引き下げ、2021年8月1日-9月30日までは決済手数料率0%の「キャンペーン」www

PayPay:
 無料(2021年9月30日まで)
 未定(2021年10月以降有料化)

LINE Pay:
 無料(2021年7月31日まで)
 2.45%(税別)予定(2021年10月以降)

楽天ペイ(アプリ決済)
 3.24%(税込)

メルペイ
 1.5%(税別)
 2.6%(税別)(2021年7月以降)

関連:[重要] コード決済の加盟店手数料が明らかに! [JPQR]

au PAYが一番高い罠wwwww

ちなみに、クレジットカードの決済手数料は、1-6%(導入店舗毎に与信を判断なので差がある)。

「早期振込サービス」の手数料無料も終了!

コード決済での売上は、現金払いとは異なり、加盟店に入るのは、しばらく先となります。

その間、カネ(現金)が手元に入らないので、仕入や給与支払などに影響が出てきます。

早期にカネが欲しい!

ということで、au PAYには、月1/2回の入金以外に「早期振込サービス」がありますが、無料であったこの手数料も、2021年8月以降に有料化されます。

早期振込サービス

追記:以下のように、567を理由に有料化未定へwwwww

早期振込サービスをご希望の方は、入金毎に税込210円の事務手数料が発生いたしますが、コロナ禍の状況・経済情勢を鑑み、当面の間事務手数料の徴収開始時期を未定としております(事務手数料徴収時期については、開始の6ヶ月前より告知いたします)。

「決済手数料は取るわ、早期振込サービスの手数料も取るわ、もうau PAYヤメよっかな!」

という事態なのです。

だいたい、au PAYに加盟したからといって、客が増えるとも思えないのですがね。

利用者側からしても「au PAYが使えるからその店を選ぶ!」という人は、ほとんどいないと思いますし、au PAYが使える店なら、他のコード決済はほとんど使えますから、集客にもならないと思うのですが。

PayPayの様子を窺(うかが)うau PAY

公式サイトには「2021年8月以降は有料化の『可能性』があります。」という、実に曖昧(あいまい)な信用ならない表現wwwww

2021年8月以降は有料化の可能性があります
↑2021年6月3日時点での表記

追記:急遽、3.25%(税別)から2.60%(税別)に引き下げ、2021年8月1日-9月30日までは決済手数料率0%の「キャンペーン」wwwww

2021年8月1日時点での表記
↑2021年8月1日時点での表記

・au PAYの決済手数料は通常3.25%(税別)ですが、2021年8月1日以降の決済手数料率を、2.60%(税別)へ引き下げいたします。
・2021年8月1日から2021年9月30日まで、決済手数料の減免キャンペーンを実施いたします(決済手数料率0%)。

アラ、実に都合のいいキャンペーンだコト!

可能性wwwwwwwwww
めっちゃ適当wwwwwwwwww
ビジネスでそんな表現アリなのwwwwwwwwww

当初は「可能性」という曖昧な表記、次いで、2021年9月30日までは謎のキャンペーンで無料、としているのは、競合のPayPay(ペイペイ)が「2021年10月1日以降有料」としているからでしょう。

決済システム利用料は2021年10月1日以降有料となります
↑2021年6月3日時点での表記

au PAYが先に有料化してしまうと、加盟店がau PAYを脱退、PayPayが増々有利になりますから、それを恐れているのです。

# PayPayの「率未定」というのも信用ならないが(笑)

有料になるか分からないサービスに申し込もうという店はないでしょうし、PayPayに大きく差を付けられたau PAYに、今さら加盟するか?

関連:au PAYの登録者数が600万人を突破するも、PayPayの半分以下wwwww

事実、以前から「新たにau PAYに対応した店」をウォッチしていますが、2021年6月以降、大して増えていません。

関連:[au PAY] 2021年6月に使用可能となったところ [ビッグ・エー,au損保]

au損保は自分のグループですから、当然ながらカウント対象外です。

追記:PayPayがどう出るか?

PayPayの決済システム利用料は2021年10月1日以降有料となりますが、その値は2021年8月31日に発表されます。

PayPayは0円でスタート
↑2021年8月1日時点での表記

・決済システム利用料は、2021年10月1日以降有料となります。
・利用料は2021年8月31日にお知らせいたします。
・新たに加盟される年商10億円以上の法人は決済システム利用料がかかります。
・アリペイ・アリペイコネクトサービスにおける決済システム利用料は取引金額の1.98%(税別)となり、取引金額から自動で差し引かれます。
・具体的な利用料率について、2021年3月末にお知らせする予定でしたが、現在のコロナ禍の状況および経済情勢等を鑑み、お知らせする予定日を2021年8月31日に変更いたします。

両社とも、567禍を有効利用wwwwwwwwww

au PAYが2.60%と下げたのは、PayPayが有料化しても、2.60%以下ではないとフンだわけです。

この値(2.60%)は、当然PayPayも知っています。

3%前後かと思われるPayPayの手数料ですが、この値を踏まえ、どう出てくるか…

2.60%以下なら、今までも今後もPayPayの圧勝でしょうが、あまりにもau PAYがショボイので、合わせる必要がないと判断し、3%以上を確保する?

手数料をコロコロ変えるわけにはいかないでしょうから、壹発、ドン!で、au PAYをナキものにできるか…

これがまさかの3.25%なら、「au PAYなど眼中にナシ!」ということでしょう。

会員数/ユーザー数

・会員数:au PAY:2500万人(業界最大「級」)
・ユーザー数:PayPay:4000万人突破(2021年6月時点)

au PAYは業界最大「級」と、明らかな誤魔化しであり、いつ時点の値かも分かりません。

それに対し、PayPayは、4000万人突破(2021年6月時点)とハッキリ明言、

PayPayは今一番使われているQR決済です
↑2021年8月1日時点での表記

さらに、

・加盟店申込数:328万箇所(2021年6月時点)
・月平均決済回数:20億回(2020年4月から2021年3月までの1年間)

という値も出している状況。

au PAYがこれに勝っているなら、対応して出すワケで、出ていないということは、明らかに負けているのでしょう。

このような細かい部分で、優劣が容易に伺えます。

まぁ、加盟店向け資料を見なくても、利用者向けのキャンペーンのショボさで分かりますわ!

たぬきの大恩返し(夏)

関連:[au PAY] たぬきの大恩返し(夏) [2021年7月20日-8月31日]

au PAYの夏以降

Suicaなどの交通系電子マネーの決済手数料は、3.25%(米Squareの場合)。

2019年の消費増税に伴う「キャッシュレス決済・ポイント還元事業」(2020年6月に終了)では、決済手数料を3.25%まで抑えることが参加要件でした。

キャッシュレス消費者還元事業

関連:「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象を、au WALLETが公式に告知!

交通系やau PAYは、その要件にギリギリ合わせたものかと思われますが…

電車にそのまま乗れる交通系は、その利点(メリット)から所有者が多いので、手数料が高くても店は導入したがりますが、既にPayPayとの差が大きく開きすぎ、巻き返し困難とのウワサのau PAYに、この夏以降の未来はあるのか?

まぁ、au PAYやその他が斃(たお)れ、PayPay圧勝となると、競合がないためキャンペーンもなくなる(対抗する意味がない)でしょうから、PayPayユーザーは他の弱小コード決済も応援すべきです!

au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!au頑張れ!(棒読み)

GAME OVER

関連:KDDIグループと「キャッシュレス・消費者還元事業」

関連:[経産省] キャッシュレスポイント還元制度に約2,800億円を計上 [財務省]

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