[重要] コード決済の加盟店手数料が明らかに! [JPQR]

2021年6月3日

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2021年6月追記:[au PAY] 決済手数料が2021年8月以降有料化、加盟店離れの懸念 [3.25%]

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au PAY(エーユーペイ)PayPay(ペイペイ)、LINE Payなどのコード決済が「●●PAY」として乱立し、導入する店舗の手間が増えています。

その手間を省くため、主要なキャッシュレス決済サービスに対応したQRコードの統一規格「JPQR」を、総務省が進めています。

JPQR

関連:統一QR「JPQR」普及事業 (総務省)

2020年6月22日から、導入店舗の申し込みをWEBで受け付けると発表しました。

18サービスを一括で申し込めるので、加盟店にとっては楽なのですが、

18サービス_JPQR

注目すべきは、各サービスの加盟店手数料も公開されたことです。

コード決済で支払う場合、利用者には負担はありませんが、加盟店がサービス提供業者に手数料を払う必要があります。

JPQR 参加予定決済サービス一覧

(2020年6月5日時点)

atone:2.4%(非課税)

au PAY:
 無料(2021年7月31日まで)
 3.25%(税別)予定(2021年8月以降)

OKI Pay:1.5%(税別)-1.8%(税別)

UnionPay(銀聯):1.85%(非課税)

commoney:3.25%(税別)

J-Coin Pay:1.85%(非課税)

d払い:
 2.585%(税込)(2021年6月末まで)
 2.86%(税込)(2021年7月以降)

はまPay:2.0%(税別)

FamiPay:
 無料(2021年3月31日まで)
 2.94%(税別)予定(2021年4月以降)

PayPay:
 1.99%(税込)(2021年3月31日まで)
 2.59%(税込)(2021年4月1日-9月30日)
 3.24%(税込)(2021年10月以降)

ほくほくPay(北陸銀行・北海道銀行):略

Money Tap:1.5%(非課税)

メルペイ:1.5%(税別)

ゆうちょPay:略

YOKA!Pay(福岡銀行のみ対象):略

LINE Pay:
 無料(2021年7月31日まで)
 2.45%(税別)予定(2021年8月以降)

楽天ペイ(アプリ決済):3.24%(税込)

加盟店手数料率

上記から、メジャーなものを抜き出すと…

au PAY:
 無料(2021年7月31日まで)
 3.25%(税別)予定(2021年8月以降)

PayPay:
 1.99%(税込)(2021年3月31日まで)
 2.59%(税込)(2021年4月1日-9月30日)
 3.24%(税込)(2021年10月以降)

LINE Pay:
 無料(2021年7月31日まで)
 2.45%(税別)予定(2021年8月以降)

d払い:
 2.585%(税込)(2021年6月末まで)
 2.86%(税込)(2021年7月以降)

楽天ペイ(アプリ決済)
 3.24%(税込)

メルペイ
 1.5%(税別)

FamiPay:
 無料(2021年3月31日まで)
 2.94%(税別)予定(2021年4月以降)

UnionPay(銀聯)
 1.85%(非課税)

au PAYが一番高い罠wwwww

加盟店としては、利用者の多いサービスには、高い手数料を払ってもよいかと思うのでしょうが、最大値で見ると、au PAY(3.25%)がPayPay(3.24%)を抜いて最も高率!

両者の差はたった0.01%のように見えますが、au PAYは税別、PayPayは税込なので、その差はさらに広がります。

当然、それでは普及率に大きく劣るPayPayには勝てないので、2021年7月31日までは無料として、PayPayに対抗しているのが分かります。

各社の値を見ると分かりますが、最初は無料及び低率として加盟店を誘い込み、その後有料化及び高率にする作戦です。

無料で開始、利用者が増えた時には、高率な手数料に苦しむが、利用者がいるので止(や)められない…

繰り返しますが、コード決済で支払う場合、利用者には負担はありませんが、加盟店がサービス提供業者に手数料を払う必要があります。

しかしながら、その手数料が加盟店に重くのしかかるので、結局は販売価格に上乗せされるのです。

最大率で計算

1万円の決済がされたとすると、加盟店が負担しなければならない、その手数料は…

・au PAY:3.25%(税別)=325円(税別)=357.5円(税込)
・PayPay:3.24%(税込)=324円(税込)
・LINE Pay:2.45%(税別)=245円(税別)=269.5円(税込)
・d払い:2.86%(税込)=286円(税込)
・楽天ペイ:3.24%(税込)=324円(税込)
・メルペイ:1.5%(税別)=150円(税別)=165円(税込)
・FamiPay:2.94%(税別)=294円(税別)=323.4円(税込)
・UnionPay(銀聯):1.85%(非課税)=185円(非課税)

・最大:au PAY:357.5円(税込)
・最小:メルペイ:165円(税込)

実に192.5円もの差!

まぁ、使用範囲を考えて、au PAYとPayPayを比較しても、33.5円の差!

現時点(2020年6月)では、au PAY(エーユーペイ)は無料ですが、将来的なことを考えると、利用者で大きく劣っているau PAYがPayPayよりも高いので、これがau PAYが普及しない原因の一つ?

au PAY:
 無料(2021年7月31日まで)
 3.25%(税別)予定(2021年8月以降)

PayPay:
 1.99%(税込)(2021年3月31日まで)
 2.59%(税込)(2021年4月1日-9月30日)
 3.24%(税込)(2021年10月以降)

au PAYは、2021年8月以降、無料→3.25%(税別)にガッツリ上がるので、その時点でau PAY導入に魅力を感じなければ、多くの加盟店は撤退するでしょう。

当然、撤退されないよう、あの手この手や難読な細かい文字、手練手管かつ手を変え品を変え、さらには違約金含め、逃げら撤退されないようにするのでしょうが。

巨大キャンペーンでカネを使ってるさかい、その分あとでガッツリ取りまっせ!

その手数料は加盟店を苦しめ、結局は売価に上乗せされ、利用者の負担が増えていく…

そして大半の加盟店は気付くのだ、「現金が一番」だったと…

GAME OVER

関連:[PayPay] au PAYに大差を付けた「請求書払い」 [ペイペイ]

2021年6月3日経済JPQR,コード決済,総務省