カード情報不正利用の被害が急増中、被害額は過去最多!

2019年1月13日

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クレジットカードだけでなく、プリペイドカードやデビットカードも同様に注意が必要です。

不正

クレジットカードの番号や暗証番号などの情報が盗み取られて不正に利用される被害が急増し、昨年1年間の被害額が前年の約2倍の177億円となり、過去最多を記録したことが4日、日本クレジット協会への取材で分かった。
今年も昨年を上回るペースで推移している。
インターネットショッピングの普及でカード決済が主流になったことが要因とみられ、協会は警戒を呼びかけている。

協会によると、カード番号や暗証番号などの情報が盗み取られる被害は、統計を取り始めた平成26年以降、年々増加。
被害額が過去最多だった29年は、カードの偽造などを含む不正利用の被害額全体の74.8%を占めた。
今年1~6月の被害額も93億円と、前年同時期(86億円)を上回っている。

盗まれた情報は、換金しやすい電化製品や宝石、航空券などをネット上で購入するのに使われ、カードの所有者のもとに身に覚えのない高額の請求が来ることもある。
総務省の情報通信白書によると、ネットショッピング利用世帯は14年の5.3%から28年には27.8%まで急増。
決済方法も約7割がネット上でのカード決済といい、利用者が増えたことで大量のカード情報を盗みやすくなった上、いったん盗めば不正利用で購入できる商品やサービスが増えていることが被害増加の背景にあるとみられる。

協会の担当者は「カード情報やネットショッピングの際に設定するパスワードを使い回さないようにし、パソコンのセキュリティーも厳重に管理してほしい」と話している。

関連:クレジットカードの番号盗み被害額が過去最多に ネットショッピング普及が背景か (産経)

関連:インターネット取引におけるID・パスワードの使いまわしによる不正使用被害にご注意ください (日本クレジット協会)

カード情報をショッピングサイトに保存している場合は、サイトに不正ログインされただけで決済されてしまいます。

カード情報を保存しておくと、サイト利用時にカード番号や名義、期限等の再入力が不要となり便利ですが、安全のためには保存しない方がいいでしょう。

ショッピングサイトのログイン情報を使いまわしていると、1つのサイトに不正ログインされると、他のサイトにもログインされてしまいます。

カード情報を見える形で保存されているサイトだと、カード情報が盗まれてしまいます。

なので、サイト毎にログイン情報(ID,パスワード)を変えておくのが安全です。

多数のショッピングサイトを利用していると、どのサイトにカード情報を保存したのかが分からなくなってしまいます。

あまり利用しないサイトだとログイン情報も忘れてしまい、使わないのでIDやパスワードも変更しないので、不正ログインされる可能性も高まります。

あまり使わないサイトの場合は、カード情報を保存しないようにしましょう。

本件は「クレジットカード」とありますが、プリペイドカードであるau WALLETカード(プリペイド)も同様です。

残高上限10万円が撤廃され、10万円以上の残高保持ができるようになっていますが、不正使用された場合の被害が大きくなるので、無駄にチャージ(入金)するのは止めておきましょう。

関連:au WALLETカード(プリペイド)の残高上限が10万円から100万円に引き上げられている!

使う直前にチャージ(入金)し、その後決済、残高は人にも寄りますが数千円に留めておくと、不正利用されたとしても残高範囲内で収まります。

プリペイドカードは残高の範囲内でしか決済できないので、プリペイドカードのデメリットを逆に生かすことができます。

au WALLETカード(プリペイド)の使用頻度が低い場合でも、au WALLET アプリ等で入出金履歴照会を見ておく必要があります。

トップ_au WALLET アプリ

知らない決済がされていないか?

残高少額減だからといって安心せず、その額、日時を常に確認しましょう。

直後の店舗名が一様に「ブランドプリペイド加盟店」となり、実店舗名に変わるのは少し先なのが問題ですが、年月日 時分秒(20XX年X月X日 XX:XX:XX)は表示されるはずです。

使っていない時に決済されている、寝ている時間なのに使われているなどがあれば要調査です。

但し、月次/年次決済だと、寝ている間に引き落とされている場合があるので、焦らずに確認しましょう。

関連:[確認済] iCloudの追加容量の購入に使用可能! [au WALLETカード]

上記のiCloudの場合、事前にAppleからメールによる引き落とし予告が来ているはずです。

使用直後に確認すべきですが、件数が多く面倒なら、日の終わりに1回は行っておきましょう。

利用可能枠の設定はau WALLET クレジットカードでは可能ですが、au WALLETカード(プリペイド)ではできません。

不正使用に対する補償については、「au WALLET プリペイドカード盗難紛失補償」というものがあり、最大100万円まで補償されますが、auスマートパスプレミアム会員またはauスマートパス会員(共に有料)である必要があります。

・申告にあたっては警察及びKDDIへ盗難・紛失の届け出が必要、海外なら海外。
・不正使用されてしまったauWALLETプリペイドカードの残高を最大100万円分を補償。
・毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間に1回補償します(1au IDあたり1回まで)。

関連:au WALLET プリペイドカード盗難紛失補償とは? (auスマートパス)

あぁ、ならauスマートパス会員になればいいのか、思ってしまいますが、補償されるのは紛失・盗難起因が対象であり、本件のようなカードの偽変造や番号盗用は含まれません!

何でも補償してくれると思ったら大間違い!

頻度多く及び高額にカードを使っているのなら、プリペイドカードよりもデビットカード(利用可能枠の設定が可能)、できることならクレジットカードを使うべきです。

関連:au WALLETカードと合わせて持ちたいクレジットカード [au WALLETカードはプリペイドカードでありクレジットカードではなく、盗難紛失不正利用に対する補償もない]

インターネットの普及や政府の意図でカード決済が広まっているので、この手のトラブルは増加していくでしょう。

カードは便利ですが、使う側にそれなりの知識が求められます。

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