[要注意] 美顔器購入者のカード情報不正入手の疑い 2人を逮捕

美顔器の売買契約を装って客にクレジットカードを提示させ、カード番号などを取得したとして、警視庁生活経済課は、割賦販売法違反(カード番号などの不正取得)容疑で、何某と何某の両容疑者を逮捕した。
同課によると2人とも容疑を認めている。
2人の逮捕容疑は昨年2月17日、女性会社員に「数年後にシミだらけになる」などと話して嘘の美顔器売買契約を持ちかけ、提示されたクレジットカードの情報を不正取得したとしている。
2人は不正取得したカード情報を悪用してインターネットで50万円分のギフト券を購入し、現金に換金していた。
このほか少なくとも3人の被害者がいるとみられる。

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本件は、美顔器の売買契約自体がウソのようですが、本当の売買契約でも、カードを相手に提示することがあるでしょう。

その際、カード表面にある名義、番号、有効期限、カード裏面にある署名、CVV番号は、カンタンに相手に知られてしまいます。

スマホなどのカメラで撮影すれば、数秒ですからね。

実際、コンビニで店員がカードを撮影して悪用した事案があります。

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カード自体は返却されるので安心してしまいますが、カードそのものがなくても、カード情報があれば決済は可能です。

ネット通販でau WALLETカードを使う時に必要なのは、カードそのものではなく、カードに記されている情報です。

au WALLETカード

au WALLETカードには4桁の暗証番号が設定できますが、通販では求められたことはほぼないかと思います。

つまり、カード両面にある情報が全てで、それが漏れれば終わりです。

漏れたとしてもカードは手元にありますので、漏れたかどうかは分かりませんしね。

au WALLETカードに限らず、クレジットカード、デビットカードも同様ですが、このような脆弱すぎるシステムが何の問題もなく広まっているのが不思議です。

脆弱すぎる故に便利であり、便利であるから広まり、今になって厳しくできないのでしょう(指紋認証など改善はあるが広まらない)。

クレジットカードはこのような不正利用に備えて補償のあるものがありますが、au WALLETカード特別な場合を除き補償がありません。

au WALLETカード残高上限が10万円なのも、補償の点が理由のひとつなのでしょうか。

残高上限が10万円だと、不正利用されても、損害は10万円までに収まりますからね。

いずれにしても、au WALLETカードプリペイドカードであり、クレジットカードではないのです。

カードを深く使っていくのなら、補償のあるクレジットカードを持っておくことをオススメします。

そもそも、上限10万円では、深く使うのは無理でしょうからね。

高級なノートパソコンを買えば、10万円以上は確実にいってしまいます。

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