[ApplePay] au WALLETカード(プリペイド)の登録方法と注意点 [iPhone]
まず、iPhoneでタッチ決済(ApplePay)を使うには、以下の機種が必要です。
・iPhone7(日本版)/Plus(日本版)
・iPhone8/Plus
・iPhoneX
・上記以降のiPhone
iPhone7/Plusは、日本版である必要があります。
海外版はFeliCaに対応しないので、日本ではタッチ決済が使えません。
iPhone8/Plus、iPhoneXに関してはこのような差はなくなったので、海外版でもOKです。
次に、ApplePayへのau WALLETカード(プリペイド)への登録です。
iPhoneに最初から入っているWalletアプリ(以下、AppleのWalletアプリ)を使い、カードをカメラに読ませる(カード番号や期限、名義が読み取れる)だけなので非常にカンタンですが、au IDでログイン済のau WALLETのアプリを経由すると、カード番号や名義などがAppleのWalletアプリに通知されるので、よりカンタンです。
ApplePayに対応するiPhoneのau WALLETのアプリでは、以下のように「ApplePayの設定・使い方」というボタンがあり、
これをタップすると、カード番号や名義などがAppleのWalletアプリに通知され、登録が完了するはずです。
登録が完了すると、「au WALLET プリペイドカードがApplePayで利用可能になりました。」と表示されます。
au WALLETカード(プリペイド)はQUICPay+(クイックペイプラス)として使用可能です。
対応店舗としては、マクドナルドやすき家などがありますね。
関連:マクドナルドがクレジットカード決済に対応、QUICPay+(ApplePay+au WALLETプリペイド)にも対応!
関連:すき家がApple Payでの支払に対応、2016年10月から!
カードをカメラで読ませる方法は、読み取りミスが多い(特に名義が認識されないことが多い)ので、au IDでログイン済のau WALLETのアプリ経由をおススメします。
他のカード(クレジットカードなど)を追加する場合は、以下の手順で進めます。
①AppleのWalletアプリの右上にある「+」をタップします。
②「続ける」をタップします。
「クレジット/プリペイドカード」か「Suica」を選択します。
<「クレジット/プリペイドカード」の場合>
カメラが起動するので、枠内にカードの表面を入れると、カード番号、期限、名義を読み取ります。
読み取れない場合や間違っている場合は、手入力で入れてください。
セキュリティーコード(CVC/CVV番号)が求められる時は、裏面の署名欄などに記載されています。
関連:au WALLET カードの「セキュリティーコード(CVC/CVV番号)」の場所と「暗証番号」の設定方法 [au WALLET カード]
カードをiPhone(ApplePay)に取り込んだ後でも、クレジット/プリペイドカードは有効であり、個別に使えるので廃棄しないでください。
<「Suica」の場合>
裏面右下にあるSuicaID番号の下4桁を入力します。
生年月日は、記名式(My Suica)と定期券の場合のみ入力します。
利用条件に同意し、カードの上にiPhoneの上半分を重ねて待つと、情報が転送されます。
転送中は、SuicaやiPhoneを動かさないようにしましょう。
転送が完了すると、Suicaの残高と、預り金(デポジット)である500円が残高に追加されます。
デポジットも残高に入るので、物理カードは無効となり返却不可能、もう使えなくなります。
ハサミで切って廃棄するか、記念にとっておくなどしましょう。
但し、Suicaであっても、モノレールSuica(東京モノレール)やりんかいSuica(りんかい線/東京臨海高速鉄道)は登録できませんので注意しましょう。
これらのカードを読み取っても、「カードを追加できませんでした」となってアウトです。
「Suica」とあるのに登録できないとは、なんじゃそりゃ。
クレジット/プリペイドカードや、Suicaを登録すると、iPhoneのタッチで決済ができるようになります。
クレジット/プリペイドカードでの決済の際には、指紋認証(Touch ID)が必要です。
が、Suicaで改札を通過する際に、イチイチそんなことやってられません。
Suicaを追加すると、「エクスプレスカード」に設定され、その場合は指紋認証(Touch ID)なしで使用できます。
複数のSuicaを登録することもできますが、その場合の「エクスプレスカード」は「設定」>「WalletとApplePay」で変更できます。
改札を通る時に、iPhoneのスリープやロックを解除したり、アプリを開いたりする必要もありません。
iPhoneがインターネットにつながっている必要もありませんが、電源が入っている必要があります!
物理カードなら、電源もなにもないのですが…
要は、電池切れだと改札通過も決済もできなくなるので、この点は要注意です。
クレジット/プリペイドカード/Suicaなど、複数のカードを追加することも可能です。
・iPhone7/Plus:8枚まで
・iPhone8/Plus:12枚まで
・iPhoneX:12枚まで
au WALLETカード(プリペイド)とSuicaを登録したiPhoneで改札を通る場合、Suicaが「エクスプレスカード」に設定され、それで通過できます。
が、その状態で、SuicaとQUICPay+に対応した店舗(マクドナルドなど)で決済すると、Suicaが優先されてしまいます。
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これでは、au WALLETカード(プリペイド)のポイント(税込200円毎に1ポイント)がもらえません!
決済の前に、AppleのWalletアプリを立ち上げ、決済するカードを選択してから、レジでタッチする必要が出てきます。
しかも、Suicaではありませんので、決済の際に指紋認証(Touch ID)が必要となります。
これは面倒すぎる…
au WALLETカード(プリペイド)では改札を通過できないので、Suicaも併せてiPhone登録している人は多いと思いますが、間違ってau WALLETカード(プリペイド)ではなくSuicaで払ってしまった!ことがある人は多いでしょう。
物理カードなら目で区別が付くので間違えることはないでしょうが、iPhoneで画面が消えていると区別が付かず、誤ったカードで決済してしまうのです。
クレジット/プリペイドカードは複数の端末に登録できますが、Suicaは1つの端末にしか登録できません。
さて、Suicaは通常1枚程度しか持っていないと思いますが、クレジット/プリペイドカードは何枚も持っているという人もいるでしょう。
上述のように、8枚とか12枚とかも追加できます。
最近はカンタンに持てるプリペイドカード(おさいふPontaやココカラクラブカードなど)や、銀行口座直結のデビットカードが増えていますからね。
となると、いろいろなカードをiPhone(ApplePay)に取り込みたくなりますが、プリペイドカードやデビットカードはほとんどが非対応です。
# キャリアのプリペイドカードであるdカードプリペイド(ドコモ)やソフトバンクカードはiDとして対応しています(後述)。
対応カードは、アップルのサイトの「アジア太平洋地域>日本」を確認してください。
関連:ApplePayに対応しているアジア太平洋地域の銀行とカード発行元 (Apple)
なお、一覧に「三井住友銀行」とありますが、SMBCデビット(VISA/iD)は非対応です。
また、同様に「住信SBIネット銀行」とありますが、このVISAデビットも非対応です。
非対応の場合、「カードを追加できませんでした」や、「このカードはご利用できません」などと表示されます。
残高不足等で決済できない可能性のあるプリペイドカードやデビットカードは、はじかれる傾向にあるのでしょう。
# 日本ではデビットカードは非対応?
QUICPayに対応しているのは、クイックペイのサイトによると、なんとau WALLETカード(プリペイド)だけです。
関連:カード発行会社一覧・ご登録方法 (2018年2月現在)
au WALLETカード(プリペイド)はKDDI(au)のカードであり、通信会社(iPhoneと密接)だからでしょうか?
となると、ドコモのdカードプリペイドやソフトバンクカードは?ということですが、dカードプリペイドはiD(ドコモのブランド)として追加されます。
関連:ApplePayの設定方法 (dカードプリペイド)
そしてソフトバンクカードも同様に、iDとして追加されます。
関連:ApplePayへのソフトバンクカード追加方法 (ソフトバンク)
なので、QUICPayのサイトには記載がないのですね。
カードのままであれば、MasterCardやVISA、iDといったクレジットカードブランドの表記を見るだけで、その店舗で使えるかどうかが分かるのですが、iPhone(ApplePay)に登録してしまうと、au WALLET プリペイドカード(MasterCard)がQUICPay+になったり、ソフトバンクカード(VISA)がiDになったりと、使用可否判断の材料が変わってしまい、とても面倒でややこしいです。
仮に、MasterCard,VISA,JCBのみ対応の店があったとすると、ソフトバンクカードのカード(VISA)は使えますが、iPhone(ApplePay)に入れた同カードはiD扱いので使えない(iPhoneのタッチは使えずカードを出す必要がある)ことになってしまいます。
このような複雑さは、言うでもなく、オカネが欲しいオトナの事情です。
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