カードの読取方法とその特徴 [クレジットカード,デビットカード,プリペイドカード]

2020年6月2日

何者かの意図により、クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードが近年、多数出現しています。

プリペイドカードやデビットカード

デビットカードとは、銀行口座と結びついたカードで、決済すると、口座から即座に引き落とされます。
現金を引き出す必要なく決済できるので便利ではあります。

プリペイドカードとは、事前にチャージ(入金)しておくカードです。
au WALLETカードもここに属します。

デビットカードもプリペイドカードも、クレジットカードのブランドが付いていることが多く、残高には注意する必要はありますが、クレジットカード同様に使うことができます。

まぁ、審査とかが面倒なクレジットカードを持たなくても、カード決済が可能になったということですね。

さて、カードの種類が増えただけでなく、その読取方法も増えています。

<カードの読取方式とその特徴>

バーコード読取:ポイントカード類
 非接触ではあるが、バーコードが見えないと読めない。
 リーダーをバーコードにしっかり合わさないと読めない。
 バーコードはカンタンにコピーされてしまう(コピー機でも可)。
 摩擦でバーコードが不鮮明になると読取不可。

シュッ!(磁気読取):クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードなど
 接触が必要なので、カードケースに入れていると読めない。
 スキミングされ、容易に偽造カードが作成される。
 強磁界下では保管不可。

タッチ(非接触):
 カードケースに入れていても読める。
 タッチが多少雑でも読める。
 摩擦でカード表面が劣化しても読める。

決済方法としては、カードに限らず、スマホ画面のバーコード読取や、スマホのタッチ(ApplePay)なども存在します。

非接触に対応した決済(Visa payWave)なども登場しています。

Visa payWave

VISA決済(磁気読取)ができる店舗は国内外に多数ありますが、非接触リーダーの普及により、今後はVisa payWaveなども広まってくるでしょう。

三井住友銀行のSMBCデビット(の新カード)や、住信SBIネット銀行のデビットカード(キャッシュカード一体型)などが、Visa payWaveに対応しています。

住信SBIネット銀行_Visaデビット

同様の非接触決済としては、MasterCardの「MasterCardコンタクトレス(旧PayPass)」、アメリカンエクスプレスの「American Express Contactless/ExpressPay」、JCBの「J/Speedy」などがあります。

MasterCardコンタクトレス(旧PayPass)

JCB_J_Speedy

さて、シュッ!(磁気読取)とタッチ(非接触)についてですが、我らがau WALLETカードにも、実はタッチ(非接触)機能があります。

但し、現在のところ、auショップにあるチャージ端末やウェルカムガチャ!程度でしか使われておらず、決済はできません。

チャージ(入金)端末

決済の際には、シュッ!(磁気読取)が必要です。

カードのコスト的には、当然タッチ(非接触)の方が高くなり、au WALLETカードのカードコストは高いのですが、残念ですね。

# コスト的に、無料で配られている決済カード(おさいふPontaやココカラクラブカード)は、タッチ(非接触)には非対応で、磁気読取のみ。
# ポイントカード(dポイントカードや楽天マクドナルドポイントカードなど)に至っては、磁気読取すらなく、バーコード読取のみ。

おさいふPonta

カード登場当初は磁気読取だけだったのが、SMBCデビットのように、リニューアルして非接触が追加された事例もあります。

SMBCデビット_iD_Visa payWave

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三井住友銀行はキャリアではなくドコモと競合関係にはないので、iDにサクッと対応(笑)

非接触(タッチ)はSuicaなどの交通系カードで広く使われ、かつ認識されていますから、今後は非接触(タッチ)決済が当然となるでしょう。

カードケースに入れていてもOK、客が自分でタッチできるので、店員にカードを渡す必要がなく、カード番号や名義、サイン、セキュリティーコード(CVV番号)が見えないので、セキュリティー的な安全性が増します。

セキュリティーコード(CVV番号)

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さらに将来を考えると、人体内蔵になるのでしょう。

確実に本人ですし、カードを忘れることもありません(笑)

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