[三井住友銀行] SMBCデビットのタッチ(非接触IC決済)対応新カード登場、さらにiDとVisa payWaveにも対応! [2017年7月10日]
三井住友銀行のデビットカードである「SMBCデビット」ですが、
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2017年7月10日(月)より、タッチ機能(非接触IC決済機能)を搭載した新カードに切り替わるようです。
今までのSMBCデビットは接触決済(磁気読取)だったのですが、新カードは非接触(NFC)対応になります。
NFCは自動改札通過に於けるSuicaのようなもの(タッチ)ですが、タッチしているのに「非接触」とは、表現が難しいものです。
要は、シュッ!(磁気読取)からタッチ(非接触)に変わるのです。
さらになんと、決済方法も追加に!
今まではVISAだけだったのですが、iDとVisa payWaveが追加されます。
iDはNTTドコモが運営する決済プラットフォーム及びブランドで、マクドナルドで使えることで知られています。
Visa payWaveは、VISAの非接触決済です。
タッチなので、店員にカードを渡す必要がなく(自分でタッチ)、セキュリティー的な安全性が増します。
タッチですから、Suica同様、カードケースに入れていてもOKなので、カード番号や名義、サイン、CVV番号が見えないので安全です。
関連:au WALLET カードの「セキュリティーコード(CVV番号)」の場所と「暗証番号」の設定方法 [au WALLET カード]
VISA決済ができる店舗は国内外に多数ありますが、非接触リーダーの普及により、今後はVisa payWaveが広まってくるでしょう。
住信SBIネット銀行のデビットカード(キャッシュカード一体型)も、Visa payWaveに対応しています。
同様の非接触決済としては、MasterCardの「MasterCardコンタクトレス(旧PayPass)」、アメリカンエクスプレスの「American Express Contactless/ExpressPay」、JCBの「J/Speedy」などがあります。
新カードは、2017年7月10日(月)から開始されるとのこと。
なお、既にSMBCデビットを持っている人の扱いですが、
2017年6月8日(木)までに「SMBCデビット」を申し込んでいる人には、三井住友銀行から案内はがきが届きます。
案内はがきが着いた人で、対象期間中にSMBCデビットを1回以上使った人(実績がある人)には、2017年7月以降、順次、新カードが送られます。
対象期間は以下の通りです。
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申込日:2016年10月21日(金)~2017年4月30日(日)
利用実績参照対象期間:申込~2017年6月30日(金)
新カード発送時期(利用実績者):2017年7月10日(月)以降順次
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申込日:2017年5月1日(月)~2017年6月8日(木)
利用実績参照対象期間:申込~2017年7月31日(月)
新カード発送時期(利用実績者):2017年8月1日(火)以降順次
—–
実績のない人は、三井住友銀行の店舗で申し込むと切り替えることができます(ネット不可)。
デビットカードを使っていない人間に対して新カードを送っても無駄という判断でしょう。
三井住友銀行の口座はあるが、SMBCデビットは持っていない人が申し込むと、新カードになります。
旧カードから新カードへの切替手数料は無料です。
新カードを受け取ったら、旧カードはハサミで切断して処分してください。
SMBCデビット、何とも三井住友銀行らしくない、新しい流れを汲むデビットカード(笑)
登場から現在に至るまで、発行費や年会費は無料ですが、将来有料化される可能性はあります。
当社は当該年会費を会員に当社所定の方法で通知の上で変更する場合があります。
なお、同じく大手都市銀行が出している三菱東京UFJ-VISAデビットは、初年度年会費は無料ですが、2年目以降は条件を満たさないと税込1,080円の年会費がかかります。
関連:三菱東京UFJ-VISAデビットは有料!1,080円の年会費が必要!
さて、シュッ!(磁気読取)とタッチ(非接触)についてですが、我らがau WALLETカードにも、実はタッチ(非接触)機能があります。
但し、現在のところ、auショップにあるチャージ端末やウェルカムガチャ!程度でしか使われておらず、決済はできません。
決済の際には、シュッ!(磁気読取)が必要です。
カードのコスト的には、当然タッチ(非接触)の方が高くなり、au WALLETカードのカードコストは高いのですが、残念ですね。
# コスト的に、無料で配られている決済カード(おさいふPontaやココカラクラブカード)は、タッチ(非接触)には非対応で、磁気読取のみ。
# ポイントカード(dポイントカードや楽天マクドナルドポイントカードなど)に至っては、磁気読取すらなく、バーコード読取のみ。
iDはNTTドコモのブランドですから、au(KDDI)が絶対に採用することはないでしょうし。
MasterCardやVISA、JCB、AMEXのようなカードブランドがありますが、それを使って決済すると、その一部が、そのブランドに手数料として支払われます。
他社に持って行かれるのなら、自社ブランドを立ち上げて普及させようとしているのですね(当然)。
問題は、そのブランドを広めることができるかということ。
特に海外に於いて、MasterCardやVISAと言えば皆が理解しており、広く使えますが、iDは?
2008年6月下旬より順次、グアム・中国(北京と上海)での利用を進めたようですが、2012年9月30日を以て終了、国内のみとなっているようです。
関連:日本の非接触IC電子マネーとして初!後払い電子マネー「iD」が海外利用に対応 (2008年5月26日)
まぁ、多くの人は、そんなに頻繁に海外は行かないでしょうし、手数料は国内業者に入ってほしいところですが、日本国内でも大して使えないとなると、さすがに使いません。
au(KDDI)が持つ決済としてはWebMoney(ウェブマネー)がありますが、個人的には使えるところがほとんどない状況であり…
WebMoney(ウェブマネー)が使えるのはほぼネット限定であり、それも使うことがないサイトばかり。
意図的に仕組まれた流れにより、クレジットカードだけでなく、プリペイドカードやデビットカードが増え、さらに、ブランドも増加。
使う側にとっては単に使えればよく、ブランドなどには無関心で結構なのですが(それが普通)、今後も複雑になる?
自分が持っているカードが使えなかったり、使えるのに使えないと思い込んでいたりする事案が相次いで発生しそうです。
WebMoney(ウェブマネー)はリアル店舗に討ち出ないのか?
まぁ、討ち出ようにも、決済端末などのシステムも必要でしょうし、コストがかかり、そう簡単には行かないのが現実です。
勝者総取りというか、上位は既に押さえられていますからね…
日本勢の反撃を期待しますが、パソコン(Windows/Mac)やスマホのOS(Android/iOS)のように、ある程度広まってしまうと、その他はもう広まりません。
NTTドコモのiDは、日本国内に限ると期待できますが、残念ながら大手キャリアであるため、au(KDDI)のau WALLETカードと絡(カラ)むことはないでしょう。
<カードの読取方式とその特徴>
バーコード読取:ポイントカード類
非接触ではあるが、バーコードが見えないと読めない。
リーダーをバーコードにしっかり合わさないと読めない。
バーコードはカンタンにコピーされてしまう(コピー機でも可)。
摩擦でバーコードが不鮮明になると読取不可。
シュッ!(磁気読取):クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードなど
接触が必要なので、カードケースに入れていると読めない。
スキミングされ、容易に偽造カードが作成される。
強磁界下では保管不可。
タッチ(非接触):
カードケースに入れていても読める。
タッチが多少雑でも読める。
摩擦でカード表面が劣化しても読める。
決済方法としては、カードに限らず、スマホ画面のバーコード読取や、スマホのタッチ(ApplePay)なども存在します。
セキュリティー的に考えると、将来的には人体内蔵になるのでしょう。
確実に本人ですし、カードを忘れることもありません(笑)
なお、WebMoney(ウェブマネー)を運営する「株式会社ウェブマネー」は、KDDI(au)が100%出資する子会社です。
au WALLETカードにはau WALLETカードのアプリがありますが、WebMoney(ウェブマネー)には、「カードケース」というWebMoney(ウェブマネー)のアプリが存在します。
上述したように、au WALLETカードにはWebMoneyの機能もありますので、カードケースにau WALLETカードを登録して使うことも可能です。
au WALLETカードのアプリのようにゴチャゴチャしていないので、そちらを好んで使っている人も多いようですが…
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