円高、株安、金利安、ゆうちょもみずほも金利下げ!
経済が大荒れです。
2016年2月9日午前の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=114円台後半に上昇した。
東京市場で114円台を付けるのは2014年11月11日以来、約1年3ヶ月ぶり。
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9日午前の東京株式市場で日経平均株価は一時前日比711円29銭安の1万6293円01銭まで急落し、取引時間中としては1月21日以来の安値を付けた。
前日の欧米株安に加え、急激な円高進行が嫌気されて自動車など輸出企業を中心に幅広い銘柄が売られている。
午前9時30分現在は627円77銭安の1万6376円53銭。
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9日の東京債券市場で、長期金利が一時0.000%に低下し、過去最低を更新した。
関連:長期金利、0.0%=過去最低更新 (時事)
円高、株安、金利安。
1月末の日銀マイナス金利の効果は数日で完全に消えるばかりか、円は高くなり株は下がり、全く逆の動き(笑)
日銀マイナス金利発表で、銀行の金利を下げたところがあるとは以前書きましたが、
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で、ゆうちょ銀行も2月9日から、金利を下げたようです。
まず、「通常貯金(普通預金に相当)」の金利を、0.03%から0.02%に引き下げます。
さらに、期間6ヶ月以上3年未満の「定額貯金(「定期」ではなく「定額」)」の金利を、年0.035%から0.025%に。
# 定額貯金とは、預入の日から起算して6ヶ月経過後は払戻し自由の金融商品のこと。
3年以上は0.04%でしたが、2月9日以降は全期間とも0.025%となります。
ちなみに、「定期貯金(定期預金に相当)」の金利も、以下の通り。
これらの値は、2007年の郵政民営化以降、過去最低です。
また、2月8日に金利を下げたみずほ銀行は、2月9日からさらに下げ、わずか1日での見直し。
2~10年ものの円定期預金の金利を年0.005~0.06%引き下げ、全期間とも普通預金金利(0.02%)に0.005%を上乗せした0.025%とします。
円定期預金の金利表の新旧を並べますと、
↓2016年2月8日
↓2016年2月9日
後者は全マスとも0.025%となっているのが分かると思います。
みずほ銀行が二段階で下げたということは…もう分かりますね?