[要注意] レジにウイルスが感染し、カード情報が狙われる事案

2015年6月3日

au WALLETカードはクレジットカードではありませんが、クレジットカードに似た便利さがあります。

au WALLETカード

多くの店舗で使用可能ですし、多くの場合、特別な認証は不要です。

つまり、他人でも使えてしまう危険があります。

コンビニでau WALLETカードを使う際、学生証や免許証を出してくださいとか言われないでしょう?

カード名義と使用者が同一人物であるか、全く確認していないわけです。

非常に便利ですが、非常に危険です。

カードが盗まれた場合、そのカードをカンタンに使うことができます。

銀行のキャッシュカードであれば、暗証番号を入れないと引き出せませんが、au WALLETカードだと…

また、ネット上の買い物では、カード番号とカード名義、有効期限程度で買い物ができてしまいます。

セキュリティーコード(CVV番号)を確認するショップもありますが、確認しないショップも多いです。

関連:au WALLET カードの「セキュリティーコード(CVV番号)」の場所と「暗証番号」の設定方法 [au WALLET カード]

つまり、カードが盗まれなくても、カード番号とカード名義、有効期限が漏れれば、悪用されてしまいます。

そして最近は、レジを狙ったウイルスもあるようで…

関連:スーパーの「レジ」もサイバー攻撃の標的に 国内でも6件確認、購入者のカード情報が狙いか (産経新聞)

au WALLETカードを使って買い物をしたレジが、そんなウイルスに感染していたら…

感染しているとは見た目で分かりませんし、被害に遭うのもその時点では分かりません。

カードは問題なく、手元にあるわけですからね。

また、最近は、小さな駐車場でも、クレジットカード払いが可能な支払機があります。

関連:タイムズ(Times)の駐車場で使用可能 [au WALLETカード]

夜は人気がありませんので、何か仕掛けられる可能性もゼロではありません。

au WALLETカードの残高上限は10万円なので、最大10万円程度の被害で済むのですが、クレジットカードではないため、補償はありません。

関連:au WALLETの残高上限は10万円まで! [au WALLETカード]

残高上限が10万円だからといって、むやみに10万円までチャージするのはやめましょう。

使う範囲までにしておき、減ってきたらチャージするのが安全です。

チャージを2万円くらいまでにしておけば、被害があっても2万円で済みます。

カードを積極的に使うとか、万一の際の補償を考えると、補償のあるクレジットカードを考えましょう。

au WALLETカードやデビットカードは、クレジットカード「的」に使えますが、あくまでクレジットカード「風」のカードであり、クレジットカードには及びません。

関連:au WALLETカードと合わせて持ちたいクレジットカード [au WALLETカードはプリペイドカードでありクレジットカードではなく、盗難紛失不正利用に対する補償もない]

カードだけでなく、カード情報の扱いにも注意しましょう。

「やったー!au WALLETカードが届いた!」といって、その写真をネットに載せてはいけません。

その時点で、カード番号とカード名義、有効期限が漏れてしまい、悪用されることになってしまいます。

セキュリティーコード(CVV番号)を求めないショップであれば、カード表面の情報だけで買い物ができてしまいます。

まぁ、暗記の超得意な店員さんがいたら、カード情報は盗まれますがね(笑)

レジ周辺に隠しカメラを仕掛け、カード情報を盗む例もあるようです。

買い物をするとウイルスに狙われ、ネットバンクを利用してもウイルスに狙われ、ATMを利用するとスキミングで狙われ、家に現金を置いておくとドロボウに狙われます。

特にネットは危険ですので、ウイルス対策は万全に!

スマホの場合でも、怪しいアプリがありますので、油断できません。

関連:[要注意] ATMでカード情報が狙われる事案(スキミング)

関連:[要注意] カード情報を撮影し悪用 – 元コンビニ従業員逮捕 [約120万円の被害]

2015年6月3日セキュリティーウイルス,カード情報,スキミング,レジ