じぶん銀行は大丈夫なのか? [円普通預金金利 年0.001%]

2019年3月2日

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じぶん銀行は、三菱東京UFJ銀行とKDDI(au)が共同出資してできた銀行です。

じぶん銀行×三菱東京UFJ銀行

関連:au WALLET と じぶん銀行の関係は? [au,KDDI,じぶん銀行,三菱東京UFJ銀行]

au WALLETカードとのキャンペーンやポイント付与など、auと結び付きが強いのはそのためです。

auは通信事業者(携帯/スマホ/固定回線)ですが、au WALLETカードやauかんたん決済により、金融業的な面もあります。

なので、銀行業(じぶん銀行)との相性はイイわけです。

お互いが上手くいっている間は問題ないのですが、日銀のマイナス金利発表以降…

円普通預金の金利を見てみると…

じぶん銀行は、2016年2月22日時点では、円普通預金の金利は年0.001%です。

じぶん銀行_2016年2月22日

10万円を1年預けて、利息はたったの1円というヤツです。

大手三行(東京三菱、三井住友、みずほ)同様、非常に低い値です。

大和ネクスト銀行は、2016年2月22日時点では、円普通預金の金利は年0.02%です。

大和ネクスト銀行_2016年2月22日

PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)は、2016年2月22日時点では、円普通預金の金利は年0.03%~です。

ジャパンネット銀行_2016年2月22日

・100万円未満:0.03%
・100万円以上1,000万円未満:0.04%
・1,000万円以上:0.05%

じぶん銀行も大和ネクスト銀行もジャパンネット銀行もネット中心、ネット専業の銀行ですが、じぶん銀行はえらく低い…

新生銀行の円普通預金の金利は、0.01%~です。

新生銀行_2016年2月22日

ネット専業のオリックス銀行の円普通預金の金利は、0.02%です。

オリックス銀行_2016年2月22日

SBJ銀行の円普通預金の金利は、0.05%です。

これらの値を見ると、じぶん銀行、大丈夫?と思ってしまいます。

関連:じぶん銀行決算、純利益は88.8%減 [2016年3月期 第3四半期]

じぶん銀行がこのような状況だと、KDDI(au)や三菱東京UFJ銀行にとっても明るい話ではありませんし、じぶん銀行のau WALLETカードがらみのキャンペーンが今後期待できないばかりか、KDDI(au)のau WALLETカードのそれにも影響を与える可能性があります。

携帯事業に於いても、2月からの0円端末廃止の影響で、新規契約が減っていることもありますしね。

関連:[決算発表] 「実質0円」の廃止で、KDDI田中社長「来店客数は大幅に減っている」 そして au WALLETの累計数は?

じぶん銀行には目下、紹介コードを使った口座開設でもれなく1,000円(3月末まで)、チャージ上乗せキャンペーン(4月末まで)がありますが、その後はどうなるのでしょうか。

お友達紹介キャンペーン

関連:[紹介コードあり] じぶん銀行の口座開設でもれなく1,000円がもらえる! [au以外も可,期間限定]

関連:[じぶん銀行] チャージ上乗せキャンペーン(5%)の終了が4月30日までに延長!だが注意点が…

1,000円や5%のチャージ上乗せをしても口座を増やしたいのでしょうが、そのような費用を使って口座数を増やしても、口座に入る資金が小さかったり、口座開設者がローンなどの金融商品を利用しなければ、銀行にとっては厳しいかと…

auユーザーであり、プレミアムバンク for auの特典を受けている場合は、ATM手数料や他行あて振込手数料の無料回数がありますからね。

auWALLETカードとじぶん銀行のキャッシュカード

その回数内に利用を抑えられれば、手数料収入も期待できません。

日銀のマイナス金利発表以降のプレミアムバンク for auの改悪は、目下優遇金利減少だけであり、手数料に関してはありませんが、

関連:[じぶん銀行] 円定期預金金利下げ、さらに2016年3月1日よりデビュー応援プログラムとプレミアムバンク for auの特典を改悪!(優遇金利減少)

今後の状況(日銀当座預金金利の追加下げなど)によっては、無料回数が減ったりするかもしれませんね。

プレミアムバンク for auの改悪は、過去に一度行われています。

関連:[じぶん銀行] 2015年10月1日よりプレミアムバンク for auの特典を大幅改悪!(振込手数料回数制限,優遇金利減少)

日銀のマイナス金利の実施で、為替や株価に好ましい影響を与えたのは数日間だけだったので、追加で行う可能性は低いと思いますが…

今のところ、預金金利を下げた銀行は多々ありますが、ATM手数料や振込手数料を上げたところはないようです。

大手のどこかが上げれば、「ウチも!ウチも!」ということで、どんどん広がってしまうでしょう。

そうなれば、無料回数減少という、プレミアムバンク for auの追加改悪が発生するかもしれません。

先がどうなるかは分かりませんが、au WALLETカード利用者にとっては、現在のこの状況は、好ましくありません。

円安が進行したところで、アップル製品などの海外品が即座に安くなるわけでもありませんし。

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