[auかんたん決済] 3G契約者(SHA-2非対応機種)が、au回線でチャージ(入金)を行う方法 [47機種]
2019年8月26日より突如実施された、auかんたん決済でのau WALLETカード(プリペイド)のチャージ(入金)が、au携帯電話回線でしかできなくなった事案。
関連:[重要] auかんたん決済が、au携帯電話回線でしかチャージできない変更! [突然]
実際に、au回線「以外」からチャージしてみると、以下のようになってチャージできませんでした。
PC/Wi-Fiからはご利用いただけません。
Wi-FiをOFFにして、3G/4G LTE回線にて再度お試しください。(HNYE0149)
セキュリティー的な対策なのでやるなとは言えませんが、事前予告をすべきでしょう。
2019年8月26日実施で、8月31日までの日数がなかったため、2019年8月のau WALLET チャージ限度額を使い切ることができなかった人が、多数いると思います。
人によっては、auかんたん決済でのau WALLETカード(プリペイド)のチャージ(入金)を、リセットされた月初に行う人もいるでしょうから、この問題は直近(2019年9月頭)の課題でもあります。
関連:2019年9月になってauかんたん決済によるチャージ(入金)可能額が復活!その可能額/限度額は?
この件に対するアクセスが非常に多いようなので、以下に色々と追記します。
既報の通り、2019年8月29日から、au WALLETカード(プリペイド)とau PAY(エーユーペイ)が、auユーザー以外にも開放されました。
関連:[特報] au WALLET プリペイドカードとau PAYが、auユーザー以外にも開放へ! [2019年8月29日より]
が、auかんたん決済は、月額通信費と同時に引き落とされる「キャリア決済」なので、au利用者しか利用できません。
なので、auかんたん決済を利用しようという者は、必ずauユーザーであり、au回線を持っているはずです(固定回線等は除外)。
なので、SIMはauだが、自宅では別の固定回線を引き、Wi-Fi接続で使っている場合は、auかんたん決済でのチャージ(入金)をする際に、Wi-Fiを切り、SIM通信(au回線)にすればいいだけです。
SIMの入らないタブレットなど(=Wi-Fi専用端末)を使っている場合は、auのSIMが入ったスマホのデザリングで行うなどの方法があります。
固定回線は、SIM通信のような容量制限がないので、外ではSIM、家ではWi-Fiとしているパターンが大半かと思われます。
スマホも、Wi-FiがあればWi-Fiで、なければSIM通信に切り替える機能が、普通に備わっています。
なので、特に意識しなくても、無駄のない運用ができるわけですが、今回の仕様変更で、自宅であっても、Wi-Fiを切って、SIM通信にしなければならなくなりました。
当然、auかんたん決済でのチャージ(入金)後は、Wi-FiをONにしなければなりません。
そのままだとSIM通信のままであり、貴重な容量を消費してしまい、いずれは通信速度制限がかかることになります。
まぁ、面倒ではありますが、au回線でチャージ(入金)が可能な人は、大きな問題ではありません。
問題は、3Gガラケーを使っている人で、端末がSHA-2に非対応の人です。
<SHA-2に非対応の機種(47機種)>
・W52CA
・EXILIMケータイ W53CA
・W61CA
・G’z One W62CA
・W52H
・Woooケータイ W53H
・W61H
・Woooケータイ W62H
・Woooケータイ W63H
・W53K
・W61K
・W62K
・W63K
・W64K
・W65K
・W61P
・W62P
・W61PT
・ウォークマンケータイ W52S
・W53S
・W54S
・Cyber-shot ケータイ W61S
・W62S
・フルチェンケータイ re (W63S)
・Walkman Phone, Xmini (W65S)
・W52SA
・W54SA
・INFOBAR 2 (W55SA)
・W61SA
・W62SA
・W63SA
・W64SA
・W52SH
・AQUOSケータイ W61SH
・W62SH
・AQUOSケータイ W64SH
・DRAPE (W46T)
・W47T
・W53T
・W54T
・W55T
・W56T
・W61T
・W62T
・Sportio (W63T)
・W64T
・W65T
この場合、auかんたん決済でのau WALLETカード(プリペイド)のチャージ(入金)をしようとしても、
「このサイトは安全でない可能性があるため接続できません(認証失敗)」
と表示され、チャージできないのです。
サーバー証明書であるSHA-2に非対応=SSL非対応=HTTPS非対応なので、このサイト(https://au-wallet.com/)も閲覧できないでしょう。
HTTPS非対応となると、auかんたん決済だけなく、銀行、ショッピングサイト、予約サイトなど、多くのサイトが使えなくなります。
このような人には、どのような手があるのかを考えてみると…
3Gガラケーをやめて4G LTEに機種変更する
これが一番確実ですが、それをやりたくないから、3Gガラケーに留まっているのでは?
2022年3月末の3G停波まで3Gガラケーでいく/逝く!という人でしょう。
現行機種に移行するのが最もカンタンですが(auもそれを望んでいる)、4G LTEのプランは、ガラホ(見た目はガラケーだが中身はAndroid)であっても、3Gガラケーのプランよりも割高になるので、3Gガラケーに留まっているのでしょう。
3Gガラケーとスマホ(格安SIM)の2台持ちをしている人もいるはずですが、3Gガラケーは通話しかせず、通信はスマホ(格安SIM)で行うのに、3Gガラケーを4G LTEにしても、意味がない(使わない上に費用は増える)ので…
<3Gガラケー:プランEシンプル>
・月額基本使用料:743円(2年契約適用時)
・無料通話:ナシ
関連:プランEシンプル (au)
3Gガラケーのプランの中では最も安いものですが、無料通話がありません。
よって、チャージ(入金)をする際の通信費が別途必要になります。
<3Gガラケー:プランSSシンプル>
・月額基本使用料:934円(2年契約適用時)
・無料通話:1,000円分
関連:プランSSシンプル (au)
この「無料通話」は、実は通信も含むので、チャージ(入金)をする際の通信程度なら、この範囲内で収まるはずです。
この無料通話はくりこし可能で、上限額は5,000円です。
<3Gガラケー:プランZシンプル>
・月額基本使用料:934円(2年契約適用時)
・無料通話:ナシ
関連:プランZシンプル (au)
1-21時のau宛ての通話が無料になるプランですが、無料通話がありません。
よって、チャージ(入金)をする際の通信費が別途必要になります。
どの3Gプランであっても、ネット接続するための「EZ WINコース(月額税別300円)」に入る必要があります。
関連:EZ WINコース (au)
チャージ(入金)をするには、インターネット接続が必須だからです。
完全に通話だけなら、EZ WINコースは必要ありませんが、インターネットに接続できないので、チャージ(入金)はできません。
次に、4G LTEのプランです。
スマホのプランはどれも高いので、4G LTEケータイ(見た目はガラケーだが中身はAndroid)で見ていきます。
<4G LTEケータイ:VKプラン>
・月額基本使用料:998円(2年契約適用時)
・無料通話:ナシ
関連:VKプラン (au)
1-21時のau宛ての通話が無料になるプランですが、無料通話がありません。
<4G LTEケータイ:VKプランS>
・月額基本使用料:998円(2年契約適用時)
・無料通話:1,100円分
関連:VKプランS (au)
この無料通話はくりこし不可です!
3Gガラケーならくりこしできるので、明らかな劣化です。
どの4G LTEプランであっても、ネット接続するための「LTE NET(月額税別300円)」に入る必要があります。
関連:LTE NET (au)
チャージ(入金)をするには、インターネット接続が必須だからです。
完全に通話だけなら、EZ WINコースは必要ありませんが、インターネットに接続できないので、チャージ(入金)はできません。
多少は電話するとして、無料通話のあるプランで、3Gガラケーと4G LTEケータイを比較すると…
<3Gガラケー:プランSSシンプル(無料通話:1,000円分)>
・月額基本使用料:934円(2年契約適用時)
・EZ WINコース:300円
合計:1,234円(税別)
<4G LTEケータイ:VKプランS(無料通話:1,100円分)>
・月額基本使用料:998円(2年契約適用時)
・LTE NET:300円
合計:1,298円(税別)
ということで、月額64円の上昇。
まぁ、その程度であれば許容範囲内ですが、ここに4G LTEケータイの端末代が、割賦として加算されます。
auの3Gは、2022年3月末で終了(停波)されます。
関連:auの第3世代(3G)が2022年3月末を以て終了!3G契約者に届いた封書の中身は?
なので、auは、3Gユーザーの4Gへの移行を進めており、「ケータイとりかえ割」という、端末の割引を行っています(条件あり)。
また、「毎月割」という端末の割引もあるので、これらを組み合わせると、端末代は以下の通りとなります。
・京セラ かんたんケータイ KYF38:月額150円(税込)×36回=実質負担5,400円
・京セラ MARVERA(マーベラ) KYF35:月額450円(税込)×36回=実質負担16,200円
・京セラ GRATINA(グラティーナ) KYF39:月額150円(税込)×36回=実質負担5,400円
2年契約(24ヶ月)なのになぜ割賦が36回なのか?罠ではないのか?という点は今はおいといて、現在使用している3Gガラケーはほとんど通話しかしないし別に壊れているわけでもないのに、auかんたん決済のためだけに、このような無駄な出費が必要になるのは…
但し、3Gガラケーの利用者には、auから何度か封書が届いており、中にはau WALLETカード(プリペイド)へ最大5,000円キャッシュバック(感謝クーポン)というものもあるので、
この機に4G LTEに移行するも手かと思います。
# 最新の「感謝クーポン」の有効期限は、2019年9月30日のはず。
というか、それがauの狙いなのです。
今回の変更も「その一環ではないのか?」という邪推すら、自然に発生する状況です。
ガラケーとPCを接続してPCで行う
3Gガラケーとパソコンを通信ケーブル(USB)で接続し、ガラケーの通信を使って、パソコンでチャージ(入金)するという方法があります。
スマホなどなかった時代、昔の「モバイル通信」ですね。
パソコンのブラウザは、よほど古いものでない限り、SHA-2に対応しているので、au回線を使うことでチャージ(入金)が可能となるのです。
通信ケーブルというのは、充電用ケーブルとは別物です。
また、3Gガラケー個別のUSBドライバーが必要です。
充電用ケーブルを手に入れるコストがかかりますし、USBドライバーは無料ですが、ほとんどがWindowsのみ(Macは非対応)で、しかも3Gガラケーが古いので、2011年前後の、3Gガラケーとしては比較的新しい機種でも、USBドライバーがWindows7までの対応となっており、現行のWindows10で動かすには、工夫が必要になることもあります。
この方法では、au.NETという、インターネット接続サービスを使います。
関連:au.NET (au)
au.NETは「申込手続不要」とありますが、月額利用料がかかります。
PacketWIN対応機種の場合
au.NET月額利用料:500円
さらに、0.1円/パケットの通信費用が発生します。
<PCのダイヤルアップネットワーク(TCP/IP)の設定>
・ユーザー名:au@au-win.ne.jp(全ユーザー共通)
・パスワード:au(全ユーザー共通)
・電話番号:*99**24#(表記のまま入力)
「申込手続不要」なので、使うといきなり500円もの費用が発生します。
さらに、「0.1円/パケット」というのは、ものすごく高額です!
この通信は、パケット通信料割引サービスの上限額の対象とはならないので、多額の請求が来る可能性があります。
ということで、この方法でのチャージ(入金)は激しくおススメしません!
機種によっては、ケーブルではなく、ガラケーのBluetoothでPCと接続して通信可能な機種もあるかもしれませんが、月額利用料や通信費用は同じなので、やはりオススメしません。
昔、スマホなどなかった時代、au歴19年以上の私が、面白がって3Gガラケーとパソコンを繋いで通信していたが、翌月の請求がとんでもないことになっていたという事実がwww
それから考えると、今の通信費などゴミのようなものですが、それでも無駄な出費は抑えなければならない!
SHA-2対応の3Gガラケーに移行する
以下の機種は、ケータイアップデート(後述)により、SHA-2に対応できます。
<SHA-2に対応の機種(84機種)>
・EXILIM ケータイ W63CA
・CA001
・G’zOne CA002
・EXILIM ケータイ CA003
・EXILIM ケータイ CA004
・EXILIM ケータイ CA005
・EXILIM ケータイ CA006
・G’zOne TYPE-X (CAY01)
・CA007
・E09F
・Wooo ケータイ H001
・Mobile Hi-Vision CAM Wooo (HIY01)
・beskey (HIY02)
・安心ジュニアケータイ K001
・K002
・簡単ケータイ K003
・簡単ケータイ K004
・簡単ケータイ K005
・簡単ケータイ K010
・K006
・K007
・簡単ケータイ K008
・E07K
・mamorino (KYY01)
・mamorino2 (KYY02)
・K009
・E10K
・Mi-Look (KYY03)
・ベルトのついたケータイ NS01 (KYX01)
・ケースのようなケータイ NS02 (PTX01)
・P001
・簡単ケータイ W62PT
・PT002
・SA001
・SA002
・SH001
・SOLAR PHONE SH002
・URBANO (W63SH)
・Sportio water beat (SHY01)
・AQUOS SHOT SH003
・SH004
・SH005
・AQUOS SHOT SH006
・SOLAR PHONE SH007
・AQUOS SHOT SH008
・SH009
・AQUOS SHOT SH010
・SH011
・E05SH
・E06SH
・W64S
・Walkman Phone,Premier3 (SOY01)
・BRAVIA Phone U1 (SOY02)
・URBANO BARONE (SOY03)
・URBANO MOND (SOY04)
・URBANO AFFARE (SOY05)
・Cyber-shotAケータイ S001
・S002
・Cyber-shotAケータイ S003
・BRAVIA Phone S004
・BRAVIA Phone S005
・Cyber-shotoケータイ S006
・S007
・フルチェンケータイ T001
・T008
・REGZA Phone T004
・T005
・T006
・T007
・T002
・Biblio
・T003
・E08T
・LIGHT POOL (TSX05)
・lotta (KYX04)
・misora (KYX02)
・PRISMOID (KYX03)
・X-RAY (TSX06)
・G9 (SOX01)
・G11 (SOX02)
・PLY (TSX04)
・ドッツ・オブセッション 水玉で幸福いっぱい (TSX01)
・宇宙へ行くときのハンドバッグ (TSX02)
・私の犬のリンリン (TSX03)
ケータイアップデートとは、ネット通信により最新のソフトウェアをダウンロード、本体をアップデートするものです。
情報料や通信費はかからず、通話のみ(EZ WINコース未加入)でも実行できます。
ほとんどの機種で、以下の手順で実施可能です。
メインメニュー>機能設定>ユーザー補助>ケータイアップデート
上記の84機種を中古ショップやオークション等で手に入れ、現在使用中の3G SIMを入れ、ケータイアップデートするだけでOK!と言いたいのですが、auのこの時期の端末には「レベル2 SIMロック」という、凶悪なロックがかかっています。
これは一般的なSIMロック(au以外を受けない)とは異なり、auかつ最初のSIMしか受け付けないという、最悪なロックです。
最初のSIMしか受け付けないので、中古で端末を買って自分のSIMを入れても、使えないのです。
この「レベル2 SIMロック」を解除するには、端末を持ってauショップに行き、税別2千円を払って解除してもらう必要があります。
2千円のコストと、auショップに行くという手間がかかるわけです。
また、中古端末ですから、汚れ、劣化、故障などの問題があります。
バッテリーは劣化するものなので、長く持たないかもしれません。
オークションを見ると、「レベル2 SIMロック 解除済 端末」が売られています。
この端末を買うと、レベル2 SIMロックが入る前(=新品状態)なので、自分の3G SIMを挿すだけで使えるようになります(但し、その時点で「レベル2 SIMロック」が発動し、そのSIM以外は使えなくなる)。
ざっとヤフオク!を調べて見たところ、3,500円あたりから手に入るようです(送料別途)。
ロック解除品ではありますが、中古品なので、汚れ、劣化、故障などの問題は上述の通りです。
レベル2 SIMロックの端末を買い、auショップで2千円を払って解除するか、ロック解除品を買って済ますかは、各自の判断ですが、2022年3月末まで3Gで逃げ切るつもりなら、この「SHA-2に対応の機種に乗り換える」方法が、コスト的に安く、かつ楽に(SIMを挿し替えるだけ)済むかもしれません。
au「そんな姑息な手段を駆使せんと、サッサと4Gに移ってぇな…」
# 姑息(コソク):しばらくの間、息をつくこと。転じて、一時のまにあわせに物事をすること。一時のがれ。その場のがれ。
どうやら、auと3G滞留者の水面下のバトルが2022年まで続くようですが(笑)、そこまでしてauかんたん決済にこだわるよりも、速やかにauから格安SIMへ移行した方が、気分的にもスッキリすると思うのですが…
補記:mineo(マイネオ)のAプランや、UQモバイルのように、au契約ではないau回線の場合は、どうなるのだろうか?
これらの回線を使って、auかんたん決済でau WALLETカード(プリペイド)にチャージ(入金)できるの?無理なの?
関連:mineo(マイネオ)の支払にはau WALLETカードは使用不可だがジャパンネット銀行のデビットカード(月次決済に強い)は使用可能!
関連:auがSIMロック解除の要件を緩和、中古端末でもSIMロックが可能に、しかし店頭限定と手数料の罠!
関連:au SIMを格安Android機で使う(LTE NETのAPN情報公開)
関連:[重要] auかんたん決済が、au携帯電話回線でしかチャージできない変更! [突然]