auの第3世代(3G)が2022年3月末を以て終了!3G契約者に届いた封書の中身は?
au(KDDI)の第3世代(3G)の提供終了が、2022年3月31日と決まりました。
関連:「CDMA 1X WIN」サービスの新規受付終了について (KDDI)
以下の各社も、3Gの終了を発表しています。
・NTTドコモ(FOMA,iモード):2026年3月末
・ソフトバンク:2024年1月下旬
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」により、全国の利用者を対象に、3Gサービスの終了日を2024年4月15日に延期。
2001年10月に商用化が始まった3Gも、2020年代半ばまでには全て終了することになります。
2020年の東京オリンピックまでは、訪日客のために終了せず、その数年後かとは思っていたのですが、まさにその通りで、2022年3月末までとなりました。
# ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社の中では、通信方式の違いから、auが最も早いとも考えられていた。
終了以降は3Gのサービス(CDMA 1X WIN)が使用できなくなります。
いわゆる「ガラケー」は3G専用ですので、以後は使用できなくなりますが、iPhone 4sなどの、古いスマホも使えなくなります。
また、4G LTEに対応しているが、au VoLTEに非対応の機種、iPhone5、iPhone5s、iPhone5cなども使えなくなります。
関連:利用できなくなる機種 (KDDI)
まぁ、古い機種はバッテリーもダメになっているので使う人も少ないでしょうが、バッテリー交換可の機種や、ガラケーで通話が少ない場合は、まだ現役の人もいるでしょう。
ガラケー等の3G専用端末を契約している人の元には、以下のような案内が届いているはずです。
<KDDIからの重要なお知らせ>
au携帯電話のご利用に関する重要なお知らせ
日頃からauをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
第4世代(4G)携帯電話サービスの普及に伴い、より良い通信環境の整備、周波数の有効活用を目的に、お客様がお使いいただいているauの第3世代(3G)携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」の提供を2022年3月末をもって終了させていただきます。
内容を端的に書くと
2022年3月末で3Gが終わるから、その前に4Gのスマホやガラホに移行してね!
ということであり、封書の中の他の紙片では、スマホやガラホが提案されています。
<スマホ(契約事務手数料不要)>
・LG it LGV36:機種代金 税込225円/月×48回=10,800円
・HUAWEI P20 lite HWV32:機種代金(未掲載「店頭でご確認ください」)
・AQUOS sense2 SHV43:機種代金(未掲載「店頭でご確認ください」)
<ガラホ(契約事務手数料不要)>
・GRATINA KYF37:機種代金 0円
他に「機種変更 最大5千円 キャッシュバック 感謝クーポン」が入っています。
有効期限:案内状到着~2019年2月28日
適用条件(①と②の両方を満たすこと)
4G LTE スマホの場合
①「auピタットプラン/auフラットプラン+2年契約/2年契約(自動更新なし)/スマイルハート割引のいずれか」に加入
②機種変更の翌日までにau WALLET プリペイドカードの申し込みが完了
4G LTE ケータイの場合
①「2年契約/2年契約(自動更新なし)/スマイルハート割引のいずれか」に加入
②機種変更の翌日までにau WALLET プリペイドカードの申し込みが完了
()や「」の位置含め原文ママですが、意味不明ですw
キャッシュバックはau WALLETカード(プリペイド)に行われる(チャージ)ので、au WALLETカード(プリペイド)の申し込みが必須となります。
# こうして無理矢理au WALLETカード(プリペイド)を作らされたものの、その後使用されない「休眠カード」が多数発生中…
2022年3月末までまだ期間がありますが、バタバタしたくなく、契約事務手数料不要だし、キャッシュバッククーポンもあるので移行したくなりますが、このようなものは、何度通知しても移行しない人が必ずいます。
よって、(移行しなければ)今後も似たような封書通知が来るのは間違いなく、後になればなるほど、特典が上がっていきます。
なので、自己責任ですが、もっと様子を見るのがいいかもしれません。
機種代金0円のスマホは封書通知にはありませんが、もっと待つことで、無料で提示してくる可能性があります。
au(KDDI)としては、3Gを終える2022年3月末までには移行してもらわないとならず、そのための予算も用意されているでしょうから、色々な手を打ってくるでしょう。
私はau歴18年以上ですが、過去に、白黒携帯のサービス終了(cdmaOne,2G)に伴い、同じような封書通知がありました。
今回と同様に、「移行しないと使えなくなりますよ」というヤツです。
で、放置していると徐々に特典が上がっていき、終盤には比較的上位機種が無料でもらえましたのでw
# 2Gは2012年7月22日を以てサービス終了、サービス開始から13/14年の歴史に幕。
但し、4G LTE スマホではなく4G LTE ケータイの場合は、どの機種も似たようなものなので、待ったところでメリットはあまりないかも。
関連:4G LTEケータイ 一覧 (au)
さて、当然ですが、3G終了に伴い、3Gのプランは廃止されます。
以下のような理由で、3Gに留まっていた人もいるかと思います。
①3Gのガラケー1台(通話しかしないのでそれで十分)
②auの3Gのガラケーと格安SIMのスマホの2台持ち
③auの3G SIM(通話用)と格安SIM(通信用)を、1台のスマホに入れて運用(DSDS)
結果として月額費用を安く済ませることができます。
auの3G SIMと格安SIMの2枚契約でも、auで通話と通信を契約するよりは安くなります。
ですが、4G契約となると、最も安いプランでも、3Gの最安プランに比べると高くなります。
安いプランを挙げると…
<3G(2年契約適用時)>
・プランEシンプル:743円/月
・プランSSシンプル:934円/月 (無料通話 1,000円/月 付き)
・プランZシンプル:934円/月
<4G LTE ケータイ(2年契約適用時)>
・VKプラン:998円/月
・VKプランS:998円/月 (無料通話 1,000円/月 付き)
4G LTE スマホの場合は、通信があるので、auピタットプラン(スーパーカケホ)でも1,980円/月もしますし、データはたった1GBですし、しかも1年間限定の価格です。
ここが大きな問題です。
①の人は元々通話しかしないのに、月額費用が上がるので不満です。
②の人は、au契約1本にすると1台にまとまりますが、通信容量を考えると月額費用が大きく上昇し、2台持ち継続としても、通話部分が高くなり、結局値上がりです。
③の人も②と同様、値上がりです。
3Gの最安プランよりも4Gの最安プランの方が高いので当然です。
なので、この機にauを去り、格安SIMへ移行するのもよいかと思います。
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あまり電話をしないなら、通話+通信3GB/月でも、1,600円前後で済んでしまいます。
端末は安いSIMフリー端末を一括で買えば、いつでも他機種に移行できます。
SIMを抜いて新端末に挿すだけです。
電話番号は、転出(携帯電話番号ポータビリティ,MNP)しても引き継げますが、キャリアメール(auならxxx@ezweb.ne.jpまたはxxx@au.com)は引き継げません。
関連:「ezweb.ne.jp」→「au.com」へ移行すべきか?auの新メールドメイン
キャリアメールを使っている場合、ここがネックとなって、格安SIMへ移行できない人もいるかと思います。
そのため、3G終了を以てauを去る場合、面倒ですが、今からxxx@ezweb.ne.jp/xxx@au.comを使わないようにしていく作業を進めましょう。
友人等にメールアドレス変更の通知を出したり、各種サービスにxxx@ezweb.ne.jp/xxx@au.comを登録している場合は、それを変更したり。
格安SIMにもメールアドレスが付いてきますが、それはそれで新たな縛りとなるので、キャリアに依存しないGmail(Google)とかの方がいいでしょう。
そうすれば、別の新たな格安SIMに移行する際でも、メールで困ることはありません。
最近はLINE(使ってはならない)等のサービスがあるので、メールアドレスは昔ほど重要ではありませんが、全く持たないわけにはいかないと思います。
あと、auを去ると三太郎の日がなくなりますが、そんなもの要らないでしょうwwwww
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