郵便局でもカード決済が可能に、2020年から

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郵便局の窓口に「キャッシュレス決済」導入。
日本郵便は、2020年から、郵便局の窓口で、キャッシュレス決済を導入すると発表した。
郵便窓口での切手やはがきの購入、郵便物や荷物などの運賃の支払いなどで、クレジットカードや電子マネー、スマートフォンのアプリ決済を導入する予定。
2020年2月に、全国の50程度の郵便局の窓口に、決済端末を設置して試験運用を始め、5月には、およそ半数となる、およそ1万局に導入予定。
日本郵便は、東京オリンピック・パラリンピックで、ますます訪日外国人が増加することを見込んでいて、収益拡大を目指す。

郵便局_日本郵便

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インターネット時代の今、昔ほど切手や葉書は買わないので、使うとすればゆうパックの運賃くらいでしょうか。

気になるのは、切手や葉書は換金性があるので、コンビニではカード決済不可が通常なのですが、郵便局が扱う件は?

関連:[au WALLETカード] コンビニでは使用可能だが、切手や年賀状、税金などには使用できない [ショッピング枠,キャッシング枠]

クレジットカードのショッピング枠で切手や葉書を買って即売却(換金)、現金を得るのを防ぐためです。

クレジットカードにはショッピング枠(買い物をする)とキャッシング枠(現金を借りる)がありますが、ショッピング枠を使って現金を得るのは認められていません。

キャッシング枠は、お金を借りるので金利が上乗せされます。

ショッピング枠で買い物をして現金化し、金利を回避しようというものです。

カードで購入できる切手や葉書の上限額を設定するなど、対策は取られるのでしょうか。

# 切手や葉書の利用は昔に比べ減少しており、換金率も高くないので現金を得る手段には向いていない。

2020年の5月で半数ということなので、まだ先の話ですし、最寄りの郵便局で導入されるかは不明です。

カード決済されると、郵便局はカード会社に手数料を払う必要が生じますが、なら現金で支払うので安くして欲しいところですが、カード決済と現金決済に差を付けてはならないという(カード会社による)規約があるので…

関連:カード会社と加盟店との規約、だが実際は規約違反が散見される

カード決済だと現金勘定が必要ないので局員にとってはメリットもありますが、現金支払いを受けないわけではなく、現金を管理する必要は今後も継続されるため、手間はあまり変わらないような…

LCC(格安航空会社)の某社のように、「空港カウンターに於いて現金は一切扱わない!」のであれば、現金に係る機材/作業は完全に排除できるため、そのための手数料と考えると合うのかもしれませんが。

政府は2020年の東京オリンピックに向けて「キャッシュレス!キャッシュレス!」を進めており、訪日客のためなんだろうなと思ってしまいますが、

資金決済高度化等

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おそらく「ウラ」があるのでしょう。

誰が儲かるのか、ドコにカネが流れるのか、カネの流れを把握して喜ぶのは誰か…

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