[499.1万枚] 東京駅開業100周年記念Suicaの申込受付枚数と件数 [226.5万件]

2019年9月5日

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東京駅開業100周年記念Suicaの申し込みが2月9日に終了し、その数が発表されました。

東京駅開業100周年記念Suica

申込受付件数:226.5万件
 インターネット:196.7万件
 郵送:29.8万件

申込受付枚数:499.1万枚
 インターネット:425.0万枚
 郵送:74.1万枚

とのことです。

関連:「東京駅開業100周年記念Suica」の申込受付状況について

1件あたり、約2.2枚となりますね。

これは申込数であり、全部が発行されるとは限りません。

申し込んだものの、振込みをしない人もいるでしょうから。

Suicaの年間発行枚数は300万~400万枚なので、届くのが1年後となる人もいるかもしれません。

100周年記念ではなく、101周年記念ですね(笑)。

Suicaには、Suica付きビューカード、Suica定期券、モバイルSuicaなどがありますが、今回のSuicaは、無記名Suicaというものです。

Suica(りんかい線)

券売機で何の登録もなく、カンタンに購入することができる無記名Suicaの、東京駅デザイン版のようなものです。

東京駅開業100周年記念Suicaの1枚(2,000円)あたりの内訳は、以下のようになります。

・デポジット:500円
・チャージ:1,500円

チャージは使用に伴い減少しますが、券売機やコンビニでチャージできます。

デポジットは預かり金なので使用できませんが、カードを返却することで戻ります。

使用期限はなく、鉄道以外にも使用できるので、今回の東京駅開業100周年記念Suicaは記念切手の類とは異なります。

切手は使用範囲が非常に狭く、換金しても率が悪いので、多くが退蔵(長期間使われず保管されること)されます。

切手を売った側(郵便局)は、売った(カネは入っている)が使われないので、オイシイわけです。

一方、東京駅開業100周年記念Suicaは、使用される可能性があります。

乗車券だけでなく、コンビニや自販機で使えますからね。

Suicaが使用可能な自販機

買った側とすれば、とりあえず買っておいて、不要ならチャージを全て使った上で、カードを返却すれば、無駄が生じません。

Suicaが全く使えない地域の方は当てはまりませんが。

東京駅開業100周年記念Suicaは、1人3枚までで、平均すると1人2.2枚の購入申込みとなりますが、1枚でないのは、そういう理由もあるのでしょう。

とりあえず買っておけ、と。

要るなら持っておき、不要なら使って、返還する。

この点を指摘し、「使われるのでJR東に得はない」という人がいますが、499万枚×2,000円というカネを運用することができます。

中には、全く使わない人もいるでしょう。

なお、無記名Suicaを10年間全く使用しないと、カードは使えなくなります(利用者の権利が失効)。

関連:Suicaの規約と失効(有効期間),払い戻しと手数料

本件でJR東には多額のカネが入りますが、JR東の規模からすると、この程度の額は小さいものです。

今回の件で儲けがあるかは、カード発行にかかる費用(人件費や送料など)が不明なので分かりませんが、宣伝効果もあるのでOKでしょう。

あまりにも枚数が多いので、券売機の無記名Suicaを期間限定で東京仕様にすればいいというネタ案も(笑)

券売機で10枚に1枚のみ東京駅仕様が出るようにすればオオモウケですが、そのようなガチャ思想は叩かれますし、希望者全員に行きわたるようにと宣言してしまったので。

東京駅開業100周年記念Suicaを入手し使わなければ、10年後に失効します。

失効を避けるには、使用し、期限を伸ばすしかありません。

ですが、使用すると「未使用ではなくなる」ので、コレクターとしては痛いところです。

失効してしまったあとの東京駅開業100周年記念Suicaは、失効したまま持つか、新しいカードに交換するか、払い戻しをするかです。

関連:長期間利用していないSuicaをお持ちのお客さまへ (JR東日本)

但し、交換や払い戻しをすると、カードは回収されてしまい、手元には残りません(旧カードの「復活」は不可能)。

なお、記念Suicaカードは、カードの交換及びチャージ残額の移し替えはできず、チャージ残額とデポジットの返金となり、記念Suicaカードは回収されます。

所有が自己満足ならまだしも、金銭的価値を考えると、今回の東京駅開業100周年記念Suicaですが、500万枚近く発行されたカードに、それほどの価値はないと思われますが…

関連:「東京駅開業100周年記念Suica」の申し込みは本日23時59分まで!

なお、ApplePayにSuicaカードが登録できるようになりましたが、登録すると残額とデポジット(500円)がApplePayに取り込まれ、カードは使えなくなります。

iPhone_ApplePay

が、カードを返却する必要もないため、中身(金額)を使うものの、見た目は残る、ということで、記念Suicaには有効かもしれません。

それ、既にSuicaではなく、ただのプラスチックカードですが(笑)

関連:[iPhone] ApplePay(au WALLET プリペイド)のSuicaへのチャージはポイントの対象外!

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2019年9月5日Suica(スイカ)東京駅開業100周年記念Suica