[高市総務大臣登場!] 携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース 第2回 2015年10月26日
安倍首相や菅官房長官の指示や発言を受けての、有識者会合。
関連:安倍首相が総務大臣に携帯料金の引き下げを指示 – 結局下がるの?
関連:菅官房長官「大手3社似た料金体系は国民から見ても問題」の問題
タスクフォースとは「具体的な特定の目的のために一時的に編成される部局や組織のこと」ですが、単に「有識者会合」でいいのでは?
2015年年10月26日に、その第2回目が行われました。
関連:第2回(平成27年10月26日) 開催案内
高市総務大臣:
9月の経済財政諮問会議において、安倍総理より携帯電話料金の家計負担について検討するよう、指示があった。
既に昨年12月、ガイドラインを改訂し、11月からSIMロック解除の受付も始まるところだが、それでも検討ということで、ユーザーの皆様にとって、低廉でわかりやすいサービスが受けられるよう、また情報通信産業の健全な発展という視点も踏まえつつ、料金の軽減策を考えてもらうことになる。
1人のユーザーとしては、端末代金と通信料金が事実上、一体化しておりわかりにくい。
頻繁に端末を買い替えたり、携帯電話番号を変えずに乗り換えたりする人に対して、キャッシュバックなどで還元される。
その一方で長期ユーザーに重い負担がかかっているのではないかと感じる。
ライトユーザーの負担が必要以上なものになっていないか。
MVNOのサービスも、もっと普及したほうがいいのではないか。
もう1つ、我が家では結果的に携帯電話の二台持ちになってしまっている。
また通話定額も、事実上、あまり利用できていない、実は必要ないんじゃないかと感じたりする。
ユーザーそれぞれで感じることは違うだろうが、あくまで主観として申し上げた。
そういったことも検討課題の1つになるのではないか。
忌憚ない意見を聞かせて欲しい。
関連:総務省の料金引き下げタスクフォース第2回、高市総務相も出席 (インプレス)
総務省は26日、携帯電話料金の引き下げ策を検討する2回目の有識者会合を開き、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクといった携帯電話大手などから意見を聴いた。
携帯大手側は、契約先を変更する際の端末代値引き策などについて「必ずしも健全ではなかった」(阿佐美弘恭ドコモ常務)と述べ、改善に向け検討していく考えを示した。
会合には高市早苗総務相が初めて出席し、携帯会社は頻繁に乗り換える利用者を優遇していると指摘。
データ通信をあまり使わないライトユーザーや長期利用者が「必要以上に負担を強いられている」と述べ、料金体系を見直すよう求めた。
これに対し、携帯大手は「不公平感や分かりにくさがあるのは承知している」(藤田元KDDI理事)と見直しに前向きな姿勢を示した。
ただ、端末代値引きの取りやめについて、徳永順二ソフトバンク常務執行役員は「困難だが、議論していきたい」と述べるにとどめた。
また、携帯業界をめぐっては、大手回線を借り、低料金での通信環境を提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)の普及促進も課題の一つになっている。
MVNO事業者である日本通信の福田尚久社長は会合で「携帯大手と同じ通信速度にしようとすると、回線賃借料が高い」と述べ、賃借料の引き下げを求めた。
関連:大手3社、改善検討表明=携帯料金下げで – 総務省有識者会合 (時事)
NTTドコモなど携帯電話大手3社は26日、「実質0円」など行きすぎた端末の安売りの見直しに前向きな考えを明らかにした。
ただ、通信料金そのものの引き下げは明言しなかった。
安倍晋三首相が指示する携帯料金の引き下げと家計の負担減にどうつながるのかは、まだみえていない。
この日の総務省の有識者会議には高市早苗総務相も出席し、携帯会社側から初めて料金の引き下げへの意見を聞いた。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社が力を入れて説明したのは「端末の買い替え優遇」の見直しについてだった。
米アップルのスマートフォン「iPhone」などの人気端末の販売では、端末の下取りや他社からの乗り換えを条件に実質負担額を0円まで割り引いたり、商品券などで「キャッシュバック」したりと、安売り競争が過熱している。
ドコモの阿佐美弘恭常務は「行きすぎた割引があった」と認め、3社とも見直しに前向きな姿勢を示した。
関連:「実質0円」やめる?携帯大手、端末安売り見直し検討 (朝日)
勝手にわけのわからないオプションに加入させられたりするという点。
必要ないなら、あとで解約できますよ、というやり方。
解約を忘れることを狙っているのです。
月額数百円でも、年では結構な金額になりますし、それが多くのユーザーとなれば、オイシイのでしょう。
このようなやり方を改善するのは当然のことです。
私もそうですが、完全に理解しないまま、用意されたプランで契約しているのではないでしょうか。
また、手数料の類。
違約金や転出(MNP)手数料を下げ、自由に移行できるようにするのが重要でしょう。
通話/通信料については、ライトユーザー向けに安価なプランもありますが、もっと安くできるはずです。
ヘビーユーザーの分をライトユーザーが負担しているという構図が背景にあるのでしょうが、それはやはり問題では?
個人的には、auの昔の携帯電話にauのSIMを入れても使えないのは何とかして欲しい。
ドコモやソフトバンクとは異なり、auの端末は最初に挿したSIMしか受け付けないので、中古で得た端末に自分のSIMを挿しても使えないのです。
端末に最初にSIMを挿した時点で、ICカードロックがかかるのです(SIMロックとは異なる)。
使うためには、auショップに行ってICカードロッククリアをしてもらう必要がありますが、事務手数料として2,000円かかります。
関連:auICカード対応のauケータイを譲り受けたのですが、自分のauICカードを差し替えれば利用できますか? (au公式FAQ)
ドコモとソフトバンクはSIM差し替えだけでOKなのに、auは2,000円必要なのはどういうことか!
また、価格的なことではありませんが、通信の速度において、「ベストエフォート」をどうにかすべき。
LTEで受信最大150Mbps!といいますが、そんなに出るはずないでしょ…
表記の90%とかならまぁ理解できても、実際に1-5Mbpsだと、150Mbpsという数字に意味はないのでは?
速度に関しては、大手3社だけでなく、MVNOも同様です。
と、色々書きましたが、ケータイ必須の昨今、大手三社は競合同士であり、ここまで複雑化した状態では、もはや大きく整理するのは困難、というか、政府にそれを強制する権限などありません。
来年4月の電力小売全面自由化に合わせたセット販売やポイントなどでメリットを出して問題点を薄めてごまかし、得したようで大して変わらない状態になると思いますが、どうでしょうか。
総務省の料金引き下げタスクフォース第2回、高市総務相も出席
ではなく、
総務省の料金引き下げタスクフォース第2回、携帯プランの複雑さと料金の高さに高市総務相ブチ切れで会合大混乱、突如打ち切りに
くらいの勢いがないと、話を聞きながらお茶を飲んで終わりです(笑)