東京メトロ(地下鉄)の売店が8月4日から順次ローソンに – カード決済や公共料金支払も可能

2015年10月29日

東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」)のグループ会社である株式会社メトロコマース(以下「メトロコマース」)と株式会社ローソン(以下「ローソン」)は、メトロコマースが運営する売店「メトロス」をローソンに転換することで合意し、4月24日に業務提携契約を締結いたしました。
この提携に基づきインバウンド需要にも対応した新しいタイプの「駅ナカ売店型コンビニ」として「ローソンメトロス秋葉原店」が8月4日(火)に、「ローソンメトロス赤坂見附店」が8月25日(火)に、「ローソンメトロス綾瀬東口店」を9月中旬にオープンいたします。
これらの売店を皮切りに、東京メトロ駅構内での展開を積極的に進め、約50店を目標として転換してまいります。

ローソンメトロス秋葉原店 イメージ図

関連:東京メトロ売店、8月4日からローソンに 公共料金支払いも可能 (ローソン)

インバウンドとはinbound(●●に向かう)という意味ですので、電車に乗る途中とか、そのような意味でしょう。

メトロコマースが運営する駅構内売店である「メトロス」のうち、50店を目途に、ローソンのフランチャイズ売店へ転換することで合意しました。

その最初の店舗として、8月4日、「ローソンメトロス秋葉原店」がオープンするのです。

これにより、クレジットカードによる決済が可能になりますので、au WALLETカードも使用可能になります。

また、ローソンということはPontaカードが使用できますから、au WALLETカード+Pontaカードでの「ポイント二重取り」も可能になります。

au WALLETカード と Pontaカード

関連:ローソンでもau WALLETカードが使用可能! [Pontaカードでポイント二重取り]

主な特徴として、ローソンは以下を挙げています。

1.公共料金の支払い
2.交通系電子マネーのほか、クレジットカードによる決済、Pontaカードのご利用
3.おにぎり、デザート、オリジナル健康菓子
4.外国語(英語・中国語)による表記
5.ローソン店舗で外国人観光客に人気のある商品の取り扱い

1は、コンビニならではです。

明日までに支払う必要が…といった場合でも、エキナカで済ませることができます。

払込票をカバンに入れたまま、ついつい日が経ってしまい、期限は今日まで、ということはよくあります(笑)

2は、上述した通りですが、鉄道駅ですから、交通系カードも使えます。

3は、朝食用におにぎりを買いましょう。

4と5は、外国人向けの内容です。
空港では広く見られます。
そのうち、プリペイドのSIMカードなども売られるかもしれません。

注意すべきことは、駅外のローソンとは異なり、24時間営業ではないことです。

ローソンメトロス秋葉原店の場合、

・平日:7時~22時
・土曜:7時~20時
・日祝日:休店

となっています。

駅の営業時間があるので24時間営業ではないのは想像がつきますが、営業開始が午前7時からと遅く、閉店は平日22時、土曜20時と早く閉じてしまいます。

朝早い仕事の人は使えませんし、夜遅くまで仕事の人も難しいでしょう。

そして日祝日は休みであり、この点には注意です。

駅中売店の類は、その駅(鉄道会社)の兼ね合いもあるのか、クレジットカード使用不可となっているところがあります。

JR東の駅にある、ニューデイズ(NEWDAYS)がそうですね。

Suicaは使えるのですが、クレジットカードが使えないのです。

もちろん、au WALLETカードも使用不可でした。

関連:ニューデイズ(NEWDAYS)では使用不可! [au WALLETカード]

ニューデイズ(NEWDAYS)を運営しているのは、JR東日本リテールネットという会社で、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の100%子会社です。

JR東の駅なので、JR東関連のカードでないと、使えないということ?

駅中売店は昔からありますが、スタンド型で非常に小さいとか、現金のみとかで、駅外に比べると、時代遅れの感があります。

オジサンが、スポーツ誌を買うようなイメージですかね(スポーツ誌に現金を載せて渡す)。

品揃えが少なく、現金決済のみなので、あまり利用することはありません。

これが、市中のコンビニに匹敵するようなレベルになってきているのが昨今です。

ただ、市中のコンビニのようなシステム(仕入れなどの在庫管理や決済システム)を鉄道会社の関連会社で導入しようとすると、非常に手間がかかります。

そこで、ノウハウを既に持っているコンビニと業務提携し、駅中に入ってもらうのです。

元は独自経営の店だったのが、コンビニに置き換わっているのに気付くことも多いでしょう。

既存のメトロスの50店舗をめどにローソンに置き換わっていくということですから、よく利用する駅に入ればいいですね。

駅外のローソンに比べると、店舗の広さの関係上、品揃えは少ないでしょうが、多くの場合は間に合うでしょうし。

駅外に出る手間が省けるので、これはありがたいですね。

ローソンの必需品「JMBローソンPontaカードVisa」

2015年10月29日コンビニ,経済メトロス,ローソン,東京メトロ,東京地下鉄