日本円を韓国ウォンに両替する – レートのよい両替所はどこ?

2017年8月10日

(本件、2015年5月時点の情報です)

韓国は日本以上にカード社会であり、クレジットカードが広く使えます。

MasterCard扱いであるau WALLETカードも使えるのですが、海外でau WALLETカードを使うと、4%の手数料がかかってしまいます。

関連:au WALLETカードは海外でも利用可能だが、4%の手数料がかかる [MasterCard]

実際に海外でau WALLETカードを使ってみたところ、やはり4%上乗せされていました。

関連:海外でau WALLETカードを使うとどうなるか?実際に試してみた!

au WALLETカードは便利だし、4%くらいキニシナイ!という人はかまいませんが、4%は大きいので…

# 5%増額のプレミアムチャージが継続されていれば、それでも1%(5%-4%)オトクだったのですが、2014年末に終了しています。

それに、ショッピングの内容が高級品とかだと、残高上限10万円au WALLETカードではキビシイものがあります。

ということで、やはり現金(Cash)です。

韓国ウォン

まずは、日本円と韓国ウォンのレートを確認しておきましょう。

関連:為替レート計算(韓国ウォン)

為替というのは売買がありますので、簡単に1つの率で表せるものではありませんが、参考にはなるでしょう。

為替は動きますが、だいたい1ウォン=0.11円となっているのではないでしょうか(2015年5月現在)。

韓国の値札の値(ウォン)を10で割って1.1掛けると、おおよその日本円になります。

例えば、韓国の値札に30,000ウォンとあれば、(30,000÷10)×1.1=3,300円となりますね。

今のレートの場合だと、単に10で割るのではなく、その後1.1掛けることを忘れないようにしましょう。

3,000円と3,300円では、大きな違いですからね。

さて、韓国ウォンを持っていない場合、日本円を韓国ウォンに両替する必要がありますが、日本国内の銀行や日本国内の空港などのレートは悪いので避けましょう。

空港内には、銀行が運営する両替所が多数あって便利ですが、レートが悪いです。

成田国際空港

重要なのは、ウォンを「最初にいつ使うか」です。

日本国内では使いませんし、出国手続後にも使いませんし、機内でも使わないでしょう(使うなら日本円が使用可能なはず)。

ということは、最初にウォンを使うのは、韓国に到着した空港内のはずです。

到着空港内にも両替所がありますから、日本国内でウォンを用意する必要はないということになります。

「今でしょ!」ではないワケです(笑)

外国に行くのに現地通貨を持たずにいくのは…と思ってしまいますが、よほど特別な状況でない限り、必要ないのです。

# 私も1ウォンも持たずに日本を発ちました。

そして、韓国の空港内の両替所は、日本国内よりレートが良くなります。

仁川国際空港の場合、手荷物受取場内にある両替所の方が、同空港内の他の両替所よりも少しだけ良いです。

両替所(手荷物受取場内)

手荷物受取場を出てしまうと、手荷物受取場内には戻れないので注意しましょう。

# 出てしまっても、同じ階に両替所は多数ありますので、両替には困りません。

この時点で全くウォンを持っていない場合、ホテルまでの交通費(バスや電車)くらいは両替しておきましょう。

両替レートでのオススメは、明洞(ミョンドン,MyeongDong)にある両替所です。

明洞(ミョンドン)

明洞はソウル市内有数のショッピング街で、日本で例えると、原宿や渋谷のような感じですかね。

明洞(ミョンドン)

多くの外国人が訪れるため、両替所が多数あり、互いにレートの良さを競い合っているので、レートは良いです。

レートは掲示されていることが大半なので、掲示されているところで行いましょう。

掲示レート以外に手数料を取るところは今は少ないでしょうが、手数料を取らないところにしましょう。

また、両替する前に、両替後のウォンがいくらになるのか、予め計算しておきましょう。

スマホにある電卓で計算し、メモ帳に書いておくと便利です。

これは、両替後に渡されたウォンを確認するために必要です。

間違いがあった場合、その場でスグに申し出なければなりませんからね。

日本円なら慣れていますが、ウォンに不慣れな場合は、紙に書いておくのが一番です。

さて、明洞内の両替所の場所ですが、事前に調べるまでもなく、行けば分かります(笑)

明洞内の両替所

MONEY EXCHANGE」とか「換銭両替」とか書いてある、小さな空間です。

明洞内の両替所

両替所は多数あるので、歩いていれば見つかります(笑)

レートですが、

<2015年5月時点のレート,私調査>

・仁川国際空港:840.0、841.0
・明洞内の両替所:905.0、914.0、915.0

これは、日本円の100円が、何ウォンになるかを示しています。

稀に1円=で掲示している両替所もありますが、数字が小さくなって分かりにくいので、多くが100円=での掲示です。

単純に為替で計算すると、

100円÷0.11=909.090909…

なのですが、売買なのでこうはならず、これから下がります(それが両替所の儲け)。

仮に日本円で1万円を両替したとすると、

・仁川国際空港:84,000ウォン
・明洞内の両替所:91,500ウォン

となり、7,500ウォンの差が出ます。

これを日本円に直すと、

7,500ウォン×0.11=825円の差となります。

これが10万円なら、8,250円の差です。

これを大きいと見るか小さいと見るかは、皆さんの判断です。

私が見て回ったところ、中国大使館付近の両替所のレートが良かったような感じがしますが、レートで競い合っている明洞内での差は小さいので、無理に探し回る必要もないでしょう(時間を失う)。

明洞は夜も活動しているエリアですから、両替所も遅くまで開いています。

両替所の場所が気になるなら、現地の案内を手に入れるのがいいでしょう。

私が手にしたのは明洞新聞社の「明洞・南大門・東大門」という案内。

明洞・南大門・東大門(明洞新聞社)

ホテルで無料配布されていました。

広げると、明洞の地図が付いています。

明洞の地図

その中で、両替所は「換銭」として示されています。

換銭

両替所はここに示されている数より多いはずなので、余裕があれば何箇所か回ってみてレートを調べてみましょう。

なお、両替可能な銀行もあるのですが、ATMが韓国語のみ(英語や日本語がない)場合もあるので…

両替可能な銀行

明洞はソウル駅から地下鉄4号線で2駅と、遠くはありません。

明洞駅

ですが、両替のためにわざわざ明洞に行けない場合は、到着空港で両替ですかね。

au WALLETカードを海外で使うと、4%の手数料が必要と書きましたが、手持ちのウォンがなくなった場合に備え、au WALLETカードを持っておくのは大いに有効です。

ウォンが不足した時に、運よく両替所や銀行があるとは限りませんからね。

韓国はコンビニが多く、au WALLETカードが使えるので、何かあった時に備えて。

現地SIM、空港からソウル市内のバスのチケット、ホテル、大手スーパーも、au WALLETカードが使えました。

ただし、地下鉄は現金のみなので注意。

地下鉄の券売機(韓国)

このあたりは、追って投稿したいと思います。

ノリのり王国(謎)

ノリのり王国(謎)

さて、帰国の際、余ったウォンを日本円に戻すとなると、仁川国際空港の両替所では、100円あたり950ウォンが必要となります。

950ウォン×0.11=104.5円

ということで、100円に戻すのに、104.5円かかることになります。

仁川国際空港_出発階

これは、au WALLETカード海外利用手数料並です。

両替(日本円→韓国ウォン、韓国ウォン→日本円)をすると、その度に目減り(両替所の儲け)していくことになります。

よって、無駄に両替をしてしまうと、損が大きくなるということですから、必要以上に両替をしないようにしましょう。

といいますが、それが難しいのですね…

まぁ、日本に帰国後もウォンをそのまま持っておき、ウォン高(ウォンの価値が上がる)を狙うという手もありますが、昨今の状況では、あまり期待できません。

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