2022年7月2日発生の通信障害に対する補償、1人あたり200円の「おわび」返金
2022年7月29日:2022年7月2日に発生した通信障害に対する補償内容が発表されました。
関連:[障害] 2022年7月2日:全国で音声・データがつながりにくい状況 [au/UQ mobile/povo]
1.契約約款に基づく返金
対象者:271万人(KDDI) 7万人(沖縄セルラー)
通信障害期間中(注1)、24時間以上連続して全ての通信サービスが利用できなかった契約者(音声通信サービスのみの契約者)
対応内容:契約の料金プランの基本使用料等の2日分相当額を請求額から減算
2.通信障害の詫びとしての返金
対象者:3,589万人(KDDI) 66万人(沖縄セルラー)
通信障害期間中(注1)に、スマートフォン、携帯電話およびホームプラス電話を契約していた全員
対応内容:請求額から200円(税抜)の減算
povo2.0は基本使用料が0円であることから、返金に替えてデータトッピング(1GB/3日間)を進呈
注1:2022年7月2日午前1時35分から同年7月4日午後3時まで
・準備が整い次第、2022年9月以降の請求に於いて減算の対応。
・返金対象者には、2022年8月中旬より順次、SMS(ショートメッセージ)や請求書等で通知される。
・KDDIより返金に関して送るSMS本文には、リンクURLや入力を求める記載はないので、偽メール・偽SMSに注意のこと。
なお、1と2を合わせると、73億円になるとのこと。
髙橋社長は、月額報酬の20%の3ヶ月分を自主的に返上すると発表。
1の「24時間以上連続して全ての通信サービスが利用できなかった」というのは、一瞬でも通信できた場合は対象外となる。
しかし、一瞬だけ通信できても、それは何ら意味をなさない!
なので、1だけだと不満が生じるだろうから、「詫(わ)び」として2を追加したのだろう。
2の対象者が3,589万人(沖縄除く)であるのに対して、1の対象者は271万人(同)であることから、「24時間以上連続して全ての通信サービスが利用できなかった人」は、かなり少ないということになる。
自宅のWi-Fiを使うなどし、SIMによる通信を行わなかった場合は、「利用できなかった」に入らない(利用しようとしなかった)ので対象外。
店頭スタッフの説明ミスで多く引き落とされたような場合は、Pontaポイントでの返金となることがあるが、本件もPontaポイントでの返金とすると、「使いもしない意味不明なもので返すとは何事か!」と批判殺到となるだろうから、請求から引くという方法を採ったのだろう。
au契約者であっても、au PAY/Pontaを全く使っていない人も多いからね(そうでもあっても発行数のカウントには入れられている)。
「返金申し込みはコチラ」のような偽メールやSMSが発生する可能性が高いので、要警戒。
関連:通信障害に関するお詫びとお知らせ (KDDI)
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(以下旧情報)
「音声通話が24時間以上全くつながらなかった利用者を中心に返金を実施」
・電話をしていない人は対象外?
・一瞬でもつながった人は対象外?
・約款に基づかない「お詫び」についても実施するかを検討?
関連:[障害] 2022年7月2日:全国で音声・データがつながりにくい状況 [au/UQ mobile/povo]
2022年7月2日に発生した携帯電話の通信障害を巡り、KDDIが利用者に対し、契約の約款に基づく補償を実施することがわかった。
音声通話が24時間以上全くつながらなかった利用者を中心に返金を実施する。
対象者は数百万人規模になる可能性があるという。
22日にKDDIが明らかにした。
具体的な補償の実施時期は今後検討する。
このほか、約款に基づかない「お詫び」についても実施するかを検討する。
KDDIは、今月28日にも総務省に対して今回の障害に関する報告書を提出する方針だ。
報告書の内容は29日に記者会見を開いて説明する予定としている。
関連:KDDI障害、音声通話が24時間以上つながらなかった利用者に返金へ、数百万人規模か (読売新聞)
関連:2022年7月2日の障害により7月3日の三太郎の日が中止!