じぶん銀行のキャッシュカードの弱点(乱数表)と取り扱いの注意点、ジャパンネット銀行のトークン(ワンタイムパスワード)

2019年3月2日

じぶん銀行のキャッシュカードの裏面には、乱数表が印刷されています。

じぶん銀行のキャッシュカードの裏面

この乱数表は、振込時や設定変更時などに必要になります。

5%増額のプレミアムチャージをする時にも必要になります。

お客様番号とパスワードが漏れても、乱数表がない限り、おカネは移動できません。

つまり、「乱数表」に守られているわけです。

本来、セキュリティー的には、キャッシュカードと乱数表は別々にすべきものなのです。

他行の場合も、乱数表はキャッシュカードと別になっていることが大半です。

乱数表がキャッシュカードの裏にあることが、じぶん銀行のキャッシュカードの弱点です。

# ただ、別々であれば乱数表をなくす危険性があるが、キャッシュカードと同一であれば、その危険性は減る。

ネットバンクの操作の場合は、キャッシュカードを読み取らせることをしないので、お客様番号とパスワード、そして乱数表のみで振込可能です。

よって、キャッシュカードは家に保管し、乱数表をCOPY(紙)して持ち歩いている人もいるかと思いますが、これもセキュリティー的に危険なので止めた方がいいでしょう。

乱数表を撮影してスマホ内に保管している人もいるでしょうが、漏れても気が付きません。

PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)などは、パスワードが常に変化するワンタイムパスワードを導入しています。

トークン

ワンタイムパスワードを生成する小さな機械が、トークンです。

トークンには、液晶画面が搭載されており、パスワードが表示されています。

このパスワード、ある間隔毎に生成され、常に変化しています。

常に新しいパスワードが生成され、古いパスワードは無効となるので、変化のない乱数表よりはセキュリティー的に強くなります。

ジャパンネット銀行も過去には乱数表(IDカード)でしたが、トークンへの移行を進めており、乱数表(IDカード)は2015年4月8日を最後に使用不可となります。

関連:IDカード取扱終了のお知らせとトークンへのお切り替えのお願い (ジャパンネット銀行)

トークンはカードではないので財布には入りませんが、カギなどとともにキーホルダーに付けておける大きさです。

ただ、パスワードを常に生成している以上、電池が内蔵されおり、電力を要する「機器」ですから、壊れる(故障)可能性はあります。

当然、電池がなくなれば液晶が消えてしまい、パスワードが分からなくなりますが、トークンには有効期限があり、その期限の方が先に来ます。

有効期限後は、電池が残っていても、パスワードは表示されなくなります。

関連:トークンってなに?ワンタイムパスワードってなに? (ジャパンネット銀行)

口座のおカネを盗み取られるという、ネットバンクを狙ったサイバー犯罪が多発しています。

ご注意ください。

PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)